うたかたの日々

ロマンチックを求めて。

 どうやら今日はロマンチックな気分らしい。

アトリエのディスプレイを私なりのロマンチックにしたくて仕方なくなったのだ。


私には悪い癖がある。

やるべき事の優先順位をわざと入れ替える悪い癖だ。

今するべき事は十分わかっているのだが、気分でそれをしたくない為に今一番したいことを先にする。


今日も悪い癖が出てしまった。


なんだかどうしても、私の周りをロマンチックな感じにしたくなってしまったのだ。

これはおそらく、アトリエに新しく小さなカップ&ソーサーが2客仲間入りしたからだろう。
姪っ子とお茶をする時用に、子供の手のひらにちょうど良いサイズなのである。

そして、そのカップ&ソーサーは私の中でとてもロマンチックな柄だったからだ。


ロマンチックついでにバラも買ってみた。


ロマンチックついでにプランターの花を摘み、活けてみた。


ロマンチックついでにキャンドルに火を灯し、今は仕事をしている。


バラの香りが癒してくれる。

がしかし、ロマンチックに浸っている場合では全然ないのであった。


さて、仕事頑張るぞっ。


早く姪っ子こっちゃんとお茶会したいなぁ〜…


今一番欲しいもの。

 今一番私が欲しいものは、心の余白である。

先日、友人が子供の頃から大切にしているくまのプーさんのぬいぐるみの写メを送ってくれた。


友人はそのプーさんが大好きで、子供の頃はお風呂にも一緒に入ったり、寝る時は必ず一緒に眠った。


プーさんの詰め物のビーズは何度か飛び出たようで、少しくたっとしていたが、それがまた愛おしさを加速させていた。


そして、時代が古すぎるのか、ディズニーの現在のプーさんの原型を全く留めていなかった。


またそれも、愛おしいポイントなのではあるのだが。


友人は言った。

「両親にお願いしてある事があるの。もし私が死んだ時は、プーさんも一緒に棺に入れてねって。」


小さな頃からこれは一貫して変わらない事。

これは友人の遺言なのだ。

ちなみに友人はすこぶる健在だ。


私の遺言はなんだろうと考える。


正直、そんなことを考えている暇はこれっぽっちもないのにだ。


3つの案件のメニューを数日で考えないといけないのであるから。


今の私の頭の中は、31アイスクリームのロッキーロードにポッピングシャワーとバナナストロベリーをぐちゃぐちゃに混ぜたような感じなのだ。

最悪なことに、少し溶け出してベタベタもしている。とても不快な気持ちが続いているのだ。


そんな中の、友人からの写メは私の頭に余白を作ってくれたのであった。


遺言は今はまだ考えれないというか、思いつかないと思った。

いつ死んでも良いように生きてはいるのだが、遺言は?と言われると何も思いつかない。

そんなふうに考えると、私には遺言は今のところ無いなと思える。

そんなこんなで、少し余白が頭に出来た。

だがまだ少し足りないと思っているが。


これは仕方のない事である。


余白が十分できるまでは我慢するのみ。

そんな最中に余白をくれた友人に感謝。


いつも余白をありがとう。

走り抜けた7年間

 橋の下世界音楽祭2018が終了いたしました。

ご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。


そして、本祭バックヤード賄い組に参加してくれたボランティアの皆様、料理長タカシくん、副料理長りょう君、店長のてるくん、スマートバーベキュー代表の安東さん&岡ちゃんさん、バーテンダー一徳さん&吉田さん、大工チームボスくん&ゆうへい君、看板を作ってくれたぴーちゃん、カウンターのイラストを描いてくれた鷲尾くん、インテリア相談役のぶさん、家具の提供をしてくれたもういちど研究所の藤本社長&おくちゃん、ちょいから商店のシゲチョイ、影ながらいつもサポートしてくれるタロちゃん&竹舞ちゃん、好きなようにやらしてくれるよしき君!、毎年笑える食券を作ってくれるねぎちゃん、プロパンの手配をしてくれるひぐーさん!、電気を作ってくれるパーソナルエナジーの粟田さん、キッチンコンテナの配線をしてくれるたこちゃん&みつさん!、イノマティーの猪俣君、沢山のお野菜の協賛を毎年してくれる渡邉さん、お肉の協賛と影の賄い組トリイ精肉店のユキちゃん、こさなぎの永山よしこさん!お米をいつもくれるパーソナルエナジーの粟田さん、おみ君のお米券!、うさぎや菜園のあいかちゃん、にこにこ農園の中根さん、岡山のせいこうちゃんのお米、つちのこさんのバナナとお味噌!いつも喧嘩しながらすごく協力してくれる裏賄い組の両親&従業員のゆうちゃん!、他にもたくさんの協賛品を全国から届けてくださった皆様。

皆々様、本当にご協力ありがとうございました!


みんなのご飯を作りまくって駆け抜けた7年間。


あっという間の7年間でした!


毎年多くの学びをこのお祭りで頂けますが、総まとめとして、やっぱり私は知ってる人にしかお料理は作りたくないなぁ〜!笑  と心から思えました。


このお祭りで私がみんなのご飯係をするのは、大切な友人がこのお祭りの主催者であり、大切な友人がこのお祭りに沢山関わっているからです。


大切な友人が呼んだ人も、私の大切な人になります。


だから私はみんなのご飯を作ります。


ご飯を作ることは一様、私の得意技だからです。

私はお料理でみんなに感謝の気持ちや、応援している気持ちを伝えます。

だから7年間やってこれたんだと思えます。


今年は本祭、撤収を含め1300食ほどのご飯を賄い組の仲間達と提供しました。


皆んなの元気のお手伝いが少しでも出来ていたら、大満足!

今年もみんな、賄い組のご飯を食べてくれてありがとうね!!


今年が最後かもしれないけれど、またみんなにいつかご飯が作れる時まで私はお料理の腕を磨きます!


たくさんの笑顔と、振り切れた高揚感と、振り切れた楽しさをありがとうございました!


永山愛樹君、竜巻太郎ちゃん、7年前仲間に入れてくれてありがとう!

そして、竹舞!いつも支えてくれて本当にありがとう!

さて、この振り切れた楽しさを超える出来事はあと何年後にやってくるのでしょう!?


自分の感情の限界を超える出来事が来るまでに、私は私の成長のために頑張ります。

今年もスーパー疲れました〜!


私お疲れ様でした!


日本脱出計画

 もうあれあら10年も経っているにも関わらず、カナダの友人たちは私に色々な方法で連絡をしてくれる。

 年始の事だった。修行時代にお世話になったシェフの奥様から連絡が来た。

「厚子に話があるから早く来なさい!あなたいつくるのよ!?」

その言葉にとても驚いた。今年は第二の故郷と思っているあの場所に行こうと思っていたからだ。


6月頭までは通年、年始の時点でスケジュールが出ているから、行くとしたら6月後半以降となると伝えたのだが、すぐに来いというので何があったのかと心配になった。

内容はちょっと言えないのですが、とにかくスケジュールの空く6月末が近くなった事もあり、早速チケットの手配をしたらこれまたあっさりと直航便なのに格安でチケットも手に入り何だか導かれている気すらしてくるのである。


奇跡的な偶然がたくさん起こり、私は来月カナダに行くのだが、そこには何が待っているのか今からとてもワクワクするのである。


7月には帰りますので、いろいろとインプットしてこようと思っています。

あ〜みんなに会えるの嬉しいなぁ〜!

怠け者な私

  最近はバッハの宗教音楽ばかり聞いていたせいか、なんだか沈んだ心になっていることに気づき、サルサを仕事中にかけている。

 しかし、サルサを聞いていては全く仕事をする気にはならないのである。

モヒートやカイピリーニャを飲みながらサンセットを楽しみ、花柄のワンピースを着たくなる。

サルサも踊れればなお最高だ。


タワーレコードさんはno music no lifeと言っているが、本当にそうだなぁ〜なんて思った本日。

仕事やる気スイッチは入りにくいけど、なんだか陽気な気分にさせてくれるのでしばらくサルサを聞くとしよう!

皆様良いGWをxxx

記憶

 この季節になると思い出す出来事はたくさんあるのだけれど、特にカモミールの花が咲き始める頃になると思い出す出来事がある。

 カモミールは白と黄色の可愛らしい小花の植物だ。

花の部分を摘み取り乾燥させてハーブティーにもできるのである。

心を落ち着かせ、リラックスした気持ちにさせてくれるカモミールティー。


大きな花瓶に飾ればお花畑にいるような気持ちになる。

私の好きな花の一つだ。


 今日はある春の日にやってきた来客者のお話。


私のアトリエにはいたるところに生花が飾ってある。

買ってきたものもあるが、ほとんどは畑や自宅の庭、山や川辺で自らとってきたものばかりだ。

建物の中にいても旬を感じてもらえるようにと考えている。

 その客人はアトリエにたくさん飾ってあるお花の香りをクンクンとそれぞれ丁寧に嗅いでいた。

どうやらお花のことはさっぱりとわからない様子だが、美しい物や、良い香りのする物がきっと好きなお方なのだろうと察した。


あまりにもクンクンと嗅いでいるので、いい匂いがしますか?と、話しかけてみた。

お花に近づけた顔を上げて、私の方に向けた時だった。


一生懸命嗅ぎすぎたためか、カモミールの黄色い花粉が鼻の頭についていた。


とても微笑ましい出来事と、子供の様に真剣に観察する様が、とても真面目な方なのだろうなぁと思えた。

日常の些細な事でも丁寧に、いつまでも子供の様な探究心を持ち続けていたいなぁと心から思える出来事だった。


今月のアトリエにもカモミールを飾った。


これからもカモミールを見るたびにあの時の客人の事を思い出すのだろう。

穏やかな春の記憶。

最近の独り言

久しぶりに雨が降った。相変わらずの忙しさで限界まできた疲れを色々な方法で取り除く事にここ数日は必死だった事を洗い流すかの様な雨に感じた。


疲れが限界だと感じる事は滅多にないので、少し困っていた。


疲れを取る手段ですぐに思い浮かんだのがマッサージと温泉である。

友人たちから情報を得て私が選んだマッサージはタイ式マッサージであった。

せっかくなので地元でどこか良いところを開拓しようと始めに電話したお店はなんとタイ語と英語しか通じないお店であった。


突然すぎる英語での電話応対に、こちらもマッサージを受けたいばかりで必死なため、英語がすらすらと出てくる自分に少々驚きながらもすんなりと希望の時間に予約が取れた。

極限に立つと、人はやればできるんだなぁ〜と改めて思った。そんな大したことはない内容にそんな風に思えたのだ。

タイ式マッサージは初めてだと思っていたが、よく考えるとこれが2回目であった。なんだか物足りなく、とりあえずその後温泉に行った。


温泉で目に入ったのがアロママッサージ店。

少し強引に感じたが、アロママッサージも受けることにした。

揉み返しが来ても、とにかく早くこの疲れを取り除きたかった。

案の定、その後2日間は廃人の様な状態であった。

今年は仕事を控えめに、ゆとりを持った1年にする予定のはずが、気づけば6月末までスケジュールがいっぱいなのであった。

年始にそのことに気づき、全然私だめじゃんと思ったので4月からは優雅な日常が待っている予定でスケジュール調整もできたのであと少し頑張ろうと思っている。

第12話「続きのお話」

 昨年夏から書き始めたレシピ付きブログですが、ブログでの公開は第11話で最後となります。

いったい何人の方が、こんな私のブログを読んでくれているのかなぁ?と、いつも思うのですが、たまにブログを楽しく読ませていただいていますとお言葉をいただけると、救われた感じがします。

お読みくださった皆様、本当にありがとうございます。

そして、いつもブログを読んでくださる鈴木Kさん!!ありがとうございます!!今お仕事中ですか?きっとそうだと嬉しいです。笑


ブログでは、私がお料理を作る時と同じで、突然文章が降ってきますので、誤字脱字も多かったと思います。

続きは書籍化する予定でいますので、編集のプロにその辺は少しお直ししていただいて。。。。

書籍化するにあたっての思い。

本を読んでくださる方々に、お料理をしてほしいという思いよりも、なんだか心が温かくなって頂きたいという思いが強いです。

たまに切ないお話もありますが、読み終わった後には、明日もがんばって生きようと前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいなと思うのであります。

私が作るお料理は誰にも真似できません。同じレシピで作っても、同じ味にはならないと思っています。


書籍化する際には、あえて写真は載せません。友人に挿絵を書いていただく予定です。

本を読んで、あなたの想像を膨らませて、あなただけのお料理を作っていただけたらと思っています。


もう一つは、外国にいる修行時代にとてもお世話になった友人達にこの本を読んでもらいたい。


一番長く時間を過ごしたシェフご家族、ポール、エレン、ケイティー、ジェイ、アシュリー、マリアネ、ハインツ。

でも一番はポールかな!?

みんな待っててね。

ということで、発売は海外からとなりますので、日本の皆様にお届けする日本版は数年先になると思いますが、どうぞその日を楽しみにしていてくださいね。


それでは皆様、ごきげんよう。さようなら。


2018年始まりました。

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様に幸多き一年となります事を、心よりお祈り申し上げます。


 私事ですが、2017年の年末はチャイコフスキーにどはまりしました。

2018年の新年は何だか let's get Bizet!! なんて叫びながらのビゼーでの仕事始めとなりました。

しばらくビゼーの日々が続くでしょう。。。。


それでは、本年も亀のスピードの橋本厚子をどうぞよろしくお願い申し上げます。


多くの方に笑顔を届けるお手伝いが出来る一年となりますように。


橋本厚子


第11話「憧れの人」

 こうありたい自分になるために、私に影響を与えた大人が何人かいる。

今日はその中の二人のご夫婦のお話。

私はかずちゃんの自宅に初めて行ったときの事を本当によく覚えている。

子供ながらにとても居心地の良いその家に私はよく行くようになった。

まだ私が18歳の頃に、骨董器収集の趣味を持っているかずちゃんは、素敵な古伊万里を見つけたということで、一品づつ、まるで懐石料理のようにおもてなしをしてくれたことがあった。

器やしつらえも素敵だったのだが、オーディオマニアのご主人がとても良い音でアナログレコードをかけてくれた。その食事会は、憧れそのものだった。

音楽、器、お料理、照明のトーン、気の合う仲間たち。

沢山の良い要素が集まると、ただの食べる行為が更に素敵なものへと変化することを自宅でしていることに感動した。

子供の頃から父の影響でジャズが好きだった私に、かずちゃんのご主人はとても良い音でジャズを聴かせてくれた。

おじさんは、近所迷惑にならない場所で、好きなジャズを大音量でかけたくて相当な山奥に家を建てた。

かずちゃんの家にお泊まりをした日の朝は、遠くの方からジャズの音色が聞こえて目覚める。

とても大きなスピーカーからは体を包んでしまうような大きな音で音楽が聞けるが、音が綺麗なので嫌な感じがしなかった。

そんなかずちゃん夫婦に影響されて、私も大人になったらかずちゃん夫婦のようになれるといいなぁ…と思った。

そして、かずちゃん夫婦からおもてなしする素晴らしさを教えてもらった。

私の好きな事は沢山あるが、子供の頃から変わらない好きな事と言ったら、誰かを喜ばす事。

これは、私の喜びでもあるんだなぁと最近は思えるようになった。

月日が流れ、私がお料理の道に進むきっかけを作ってくれたかずちゃんは、なんと私のお料理教室の生徒さんになったのだ。

今日はかずちゃんがお教室で習ったお料理で、かずちゃんが特にお気に入りのレシピのご紹介です。

春菊のサラダ(4人分)
<材料>
春菊 1束
プチトマト 8個

—調味料A—
太白胡麻油 大さじ2
胡麻油 大さじ2

—調味料B—
リンゴ酢 大さじ2
てん菜糖 小さじ1
塩 2つまみ
胡椒 適量

<作り方>
1. 春菊は葉の柔らかい所と、茎の部分を別々にしておく。長めの葉は手で半分にちぎる。茎の部分は斜めに薄くスライスし、水で洗いザル上げしておく。プチトマトは1/2にカット。
2. ボウルに調味料Bを入れ泡立て器で、てん菜糖と塩を混ぜとかす。その中に少しずつ調味料Aを入れ混ぜる。この時なるべく手早く混ぜ油と水分を乳化させる。
3. 大ボウルに1で水切りした春菊とトマトを入れドレッシングをかけ良くあえて完成。

さあ召し上がれ。

冬場に春菊といえば、鍋の定番ですがサラダで頂いても本当に美味しのです。

かずちゃんはもう、このお料理は食べることができないけれど、このお料理はかずちゃん、あなたに捧げます。

かずちゃんと山で植物採取ができなくなるのが本当に困ったことですが、私はかずちゃんがいなくても大丈夫なようにこの1年間で準備ができたように思います。

一人でも、頑張れるように一年一年、亀のスピードでブレずにこれからも頑張ります。

そして、強く生きます。

沢山の思いと、愛を本当にありがとうございました。

大好きなかずちゃんへ。

心からの愛をこめて…

ご挨拶

 今年一年、早いようで内容の濃い時間を過ごすことができました。
私に関わった方々のおかげで、とても実りの多い一年となった事に心より感謝致します。


新年も、心新たに今までよりもパワーアップして日々取り組んでいきたい所存でございます。

いつもの皆様も、これから出会う初めましての方々もどうぞよろしくお願い致します。


さて、もう今年も今日で最後。

今さっき、なんと!大掃除が終わりました…

そして、今日は午後から畑収めという事で、2畝ほど開墾してきたので全身筋肉痛です。汗

今まで頑なに、鍬のみで畑を耕してきましたが、小さな耕運機デビューを果たした2017年。

ちなみに耕運機の機種名がなんと!


「パンジー」


どえらいファンシーでかわいい名前なくせに、どえらい体力を消耗するがね…


と、心の中で思ったのでありました。


明日はひどい筋肉痛間違い無しです。


それでは、皆様

今年もありがとうございました。

新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様のご多幸をお祈り申し上げます。


橋本厚子

第10話「おじさんのおいしいケーキ」

 こんばんは。バタバタとした時期は少し落ち着き、少しは自分の時間が作れるようになった今日このごろ・・・・

 一年あるうちの四季を、あと何回過ごすことができるのだろう?
と、考えると今年の冬もまた貴重な冬と思えるようになりました。

そして、12月は私が大好きな月でもあります。


今日はクリスマスのお話です。

子供の頃、12月に入ると、とても小さなツリーに毎年飾り付けをして、サンタは来るかどうかを弟と相談しあったりした。

そして、今年はどんなケーキが食べれるかを想像した。

私の実家は商売をしているので、お付き合いで取引先のケーキ屋さんからケーキを買うのだけれど、毎年4つか5つくらいはケーキがあった。

その中でも格段に美味しいケーキがやってきたのは確か小学校4年くらいの時だったような…

わざわざ遠くの町まで行ってもらってくるそのケーキは、今思うとかなり腕の良いパシティエが作っていたと思えるほどの味だった。

そのケーキはジェノワーズの生地がきめ細かく、生地の一粒一粒がお口の中でさっと広がる感じだった。生クリームは、濃厚だがくどさがなく、イチゴとの相性は抜群で今まで味わったことのない味だった。

素材の味がそれぞれ印象的なのに、最後には融合して違和感のない一つの味になることに感動したのだ。


そのケーキは父の友人の友人が作っていたらしい。

それを聞いて、私はケーキを作るおじさんの事を想像した。

髭がいっぱい生えていて、背が高くて、白くて長いお帽子をかぶっていて、白いコックコートに、白いエプロンをきっとしているだろうとなんとなく思ったのだ。

そして、その年から毎年父にそのケーキをお願いするようになった。


「今年のクリスマスもおじさんのおいしいケーキ買ってきてくれる?」

父は「どうかなぁ〜?あるかなぁ〜?」とにやけたような笑顔で言っていた顔が今でも印象に残っている。

さて、そんな「おじさんのおいしいケーキ」

これは完全にプロの味ですが、私が毎年作るクリスマスのケーキ「ブッシュドノエル」のご紹介です。

ジェノワーズの生地に生クリームを塗り、くるくると巻いてロールケーキを作ります。生クリームで切株のようにデコレーションする、クリスマスの定番。

「ブッシュドノエル」
—生地—
卵 250g(約5個)
てん菜糖 130g
薄力粉 75g
牛乳 44g

デコレーション用生クリーム 200g
てん菜糖 大さじ2
いちご 1パック
<作り方>
1. オーブンは180度に予熱しておく。牛乳は沸騰直前まで温めておく。大ボウルに卵、てん菜糖を入れ湯煎にかけながらハンドミキサーで5分間混ぜる。(湯煎は卵の温度が40度前後。指で触って温かいなと思うくらいの温度です。) 
2. 湯煎から外し、ハンドミキサーで2分一定の速度でキメをととのえながら混ぜる。
3. 2に薄力粉をふるいながら入れる。ヘラで切り混ぜる。粉気がみえなくなっても10回は混ぜる。
4. 最後に牛乳を加え60回〜80回混ぜ生地を安定させる。
5. 天板に紙を敷き、生地を均一に流す。180度のオーブンで14〜16分
6. 焼き上がったら、生地と紙を外し、また紙の上に生地を置き網の上で冷ます。
7. 冷めた生地に生クリームを塗り、手前から3cm程あけた場所にいちごを並べ、いちごの上にも生クリームをかけ、下に敷いてある紙をす巻きの様にくるくると巻き、巻き終わりを下にして冷蔵庫で冷やす。
8. 7がしっかりと冷えたらケーキの表面を生クリームでコーティングし、フォークで線をなぞって切り株の様な模様にする。


さあ召し上がれ。

おじさんのオイシイケーキとまではいきませんが、しっとりと素朴なブッシュドノエル。

是非お試しあれ。

それでは皆様、どうぞ良いクリスマスをお過ごしくださいませ。

今日はこの辺で…

おやすみなさい。ごきげんよう。

クリスマスのお話

 みなさんにはサンタクロースは来たことがありますか?

子供の頃、私にはサンタクロースは一度も来てくれたことはありませんでした。

ただ、両親は必ずクリスマスにプレゼントをくれました。

どうやら巷ではサンタは来ているらしいのですが…

みんなにはサンタが来ているが私に来ない理由をこう考えていました。

一年を振り返ると、両親に怒られた事。弟に意地悪をしてしまった事。弟と喧嘩をしてしまった事。どう考えても、私みたいに悪い子には来るわけがないと思っていました。

そして、世界中には毎日のご飯もろくに食べれないような困った子供達が沢山沢山いるのに、それをさしおいて私の所に来るわけがないと思っていたのです。

私の母は夜寝る前に戦争のお話や、飢餓に瀕している子供達のお話、世界中の私の知らない色々なお話をしてくれました。

世界は広くて、色々な事が起きていることを知ったのです。

童話、マッチ売りの少女の様な女の子がいたら…

暖かい帽子とマフラーにコートと手袋をサンタさんは届けてくれるといいなぁ〜…

ちょっとおおすぎかなぁ〜?…

寒いと耳も手もちぎれそうだから帽子と手袋にしよう…

コートは違う子に…

そんな事を毎年想像するクリスマスでありました。

世界中の子供達が暖かい場所で優しい時間を過ごせますように。

第9話「眠れる森の美女」

 私の好きな薔薇がある。

それを知るフラワーアーティストの友人が先日プレゼントしてくれた。

その薔薇は芍薬のような大ぶりのとても香りの良いイブピアッチェという品種だ。

ベットサイドに飾った薔薇は季節のせいか長持ちした。

飼い猫のゾーイは薔薇が好きで毎回ムシャムシャと食べてしまう。
それでも食べるのはほんの少しだけなので、私は仕方ないと思っている。

自室にアイアンで出来た大きな森のオブジェがあるのだが、見頃もそろそろ終わりかけると、いつもそこに差し込んでアイアンの森にお花を咲かせてみたりしてその後をドライフラワーで楽しんだりしている。

 昨日、仕事の買い出しで良く行くお花屋さんにその薔薇がたくさん売っていたので思わず、抱えるほど買ってしまった。

アトリエのダイニングテーブルに飾ってしばらく楽しもうと思っている。

生花は枯れた後にドライフラワーとしても楽しめるのだが、フレッシュの状態でもっと長く食卓で楽しむ方法がある。

今日はその方法のご紹介。

「お花の砂糖漬け」

「材料」
薔薇(もしくは花びらの大ぶりな生花)1輪、卵白1個、グラニュー糖(粉糖でも良い)適量、糸と針

「作り方」
1 薔薇の花びらを一枚づつ取り除く。卵白は泡立たないようによく解きほぐしておく。
2 花びらを卵白にくぐらしてグラニュー糖を全体にまぶす。
3 糸を通した針を花びらに通し、風通しの良い直射日光が当たらない場所で乾燥させる。
4 乾燥が終わったら、ケーキの飾りとして使用する。

食用花はもちろん食べれますが、食べれないお花は飾りのみとして使用してください。

この方法は、繊細な生花の色もとても綺麗に保持してくれます。初めて作る際は薔薇が一番作りやすいのですが、花びら以外でも小さなビオラを一輪このやり方で加工してもとても美しいです。

美しいお花を、そのままの状態でキラキラと光るグラニュー糖で閉じ込めるので、このレシピは「眠れる森の美女」なんてレシピ名がふさわしいと思う。

今日はこのへんで…

おやすみなさい。ごきげんよう。

第8話「交換条件のお食事チケット」

 ちょうど昨年の10月1日から、私は今のアトリエを正式にまるっと借りることになった。

一人では、十分すぎるスペースを、しばらくの間借りる事を渋っていた。

何がきっかけなのかがどうにも思い出せないのだが、私はこの場所を借りる事になったのだ。
普段、仕事をする場所は私のアトリエである。
私のアトリエにはもちろんキッチンがある。ロフトがあり、大きな階段がある。階段には飽き性の私が退屈しない様にと、お気に入りの本が一段ごとに並べてある。

階段を上ると、中段付近に突然孔雀の剥製が現れる。

あまりにもアトリエに馴染みすぎて、きっとあまり気付かないと私は思うのだが、存在感が大きすぎるのと、ギャグっぽいのでみなさん気付かれるようだ。

ただ、私に関してはこの置物が置いて行かれたことに気づくのに数日かかったのだが…

この置物を置いていったのは、ちょんまげがチャームポイントの友人「シゲチョイ」

友人達は、「ちょんまげのシゲチョイ」と呼んだりもする。

ちなみに、法律的には明治維新以降、ちょんまげは法律違反らしい。

シゲチョイがアトリエに遊びに来た際に、置き土産で置いていったのか?忘れていったのか?いらなかったのか?とにかく、孔雀の剥製はなんだかこのアトリエにしっくりきていて、私が引き取る事となった。

シゲチョイの職業は世の中から無駄をなくすため、世界をよりよくするためにリサイクルショップ&不用品回収業をしている。

世の中の無駄をなくすのと、世界をよりよくするというのは彼の言葉である。

要するに「足るを知る」ということである。

シゲチョイはちょいから商店というリサイクルショップも営んでいるのだが、私が欲しいものが入荷した際に連絡が来るようにお願いしているので、頻繁にではないがたまに連絡が来る。

「あっちゃん例のブツ入ったぜっ」

こんな具合にだ。

そして、例のブツを拝見して気にいると、私のお食事チケットが交換条件でその例のブツを手に入れる。

このやり取りは、私とシゲチョイの信頼関係だからこそ成り立つものなのである。
そんなシゲチョイのお食事チケットのメニューを今日は紹介します。

「ポークステーキのディナープレート」
<材料>
あらかじめ皮付きのまま茹でておいたジャガイモ1個
ナス 1本
ししとう 5本
豚ロース 2枚
付け合わせのサラダ(グリーンリーフ、ルッコラ使用)適量
自家製ポルチーニソルト 適量(乾燥ポルチーニ20g、塩60g)
オリーブオイル 適量
胡椒 適量
バルサミコ酢 50cc

<作り方>
1 ポルチーニソルトを作る。乾燥ポルチーニをミルミキサーでよく混ぜる。塩60gと共に混ぜ合わせて完成。乾燥ポルチーニはできるだけ細かい方が良い。ジャガイモは皮付きのまま4等分に切る。ナスは縦に3箇所皮をむき、2cmほどの厚みで斜めに輪切りにし、ボウルに水を張り3分ほど付けおきしアク抜きをする。その後、水気をキッチンペーパーでふき取る。
2 大きめのフライパンを強火で熱しオリーブオイルを大さじ3ほど入れ、中火にしジャガイモ、ナス、ししとうを並べポルチーニソルトを適量振るう。野菜の両面に焼き色がつくまで加熱する。菜箸やトングで触れてみて、ししとう、ナスが柔らかくしんなりしたら器に盛り付ける。
3 豚肉の両面にポルチーニソルトをふりかける。2のフライパンにオリーブオイル大さじ2をいれ豚肉を焼く。いったん取り出し、バルサミコ酢を入れ軽く煮詰め、豚肉を入れ戻してバルサミコ酢をからめる。
4 先に盛り付けたナスの上に3の豚肉をのせる。付け合わせのサラダを添えて完成。

さあ召し上がれ。

このお料理のポイントは自家製ポルチーニソルト。お塩に乾燥ポルチーニの粉末を混ぜるだけで、すべての食材が素材の味を生かしながら美味しくなってしまいます。ポルチーニの旨味が塩分を控えめにしてくれるので、心も体も満足の魔法のお塩なのです。

ちなみに作りたてよりも、一晩寝かすとさらにお塩に香りが行き渡り美味しくなります。

そして、一人暮らしのシゲチョイが一人でも自宅で同じように作ることのできる簡単で美味しいメニューなのです。

いかがですか?男性の方でも作りやすい一皿でありますように。

今日はこのへんで…

おやすみなさい。ごきげんよう。

第7話「淑女のデザート」

 私の仕事はレシピを考えることがほとんどなものだから、ほとんどの時間は頭の中で何かしらを考えている。ということは、場所はどこでもいいのである。

ただ、とても面倒くさい事に一人っきりになり食べ物とは全く関係のない、とてもロケーションの良い場所でリラックスして考えないと何の発想も浮かばないという性分なのである。

一皿がひらめくのは、突然やってくるのである。

それは、ぼーっと夜空を眺めていて、突然流れ星が目に入った時の様な。
もしくは、突然謎の飛行物体を目撃した時の様な衝撃と感動の様な。

ちなみに私の地元では、謎の飛行物体の目撃情報が多いのであります。

お話は前に戻りますが、私はこの時のことを「お料理の神様が降ってきた」と表現します。

お料理の神様が降ってくると、お口の中で思いついた一皿の味がしてくるのです。

そして、思わず大きな声で「美味し〜い!!」と言わずにはいられなくなるのです。

そんな、お料理の神様が降りてきた時の一皿のご紹介です。

桃の季節、終わってしまいましたが….

マスカルポーネムース 〜モモのスープ仕立て〜
<材料>
卵黄 2個
甜菜糖 30g
牛乳 100cc
ゼラチン 5g(熱湯大さじ2)
マスカルポーネクリーム 125g
生クリーム 80cc
—桃のコンポート—
桃  2個
水 3cup
てん菜糖 180g
—桃のスープ—
プレーンヨーグルト 100g
桃コンポートの煮汁 大さじ2
桃コンポート 1個半(残りはカットして飾りに使用)

飾り用ブルーベリー 適量
<作り方>
1. 鍋に桃のコンポート用の水、てん菜糖を入れ加熱し甜菜糖を溶かす。沸騰したら中火にし桃を入れ10分加熱。更に桃をひっくり返し10分加熱。鍋のまま冷えるまで待ち、冷蔵庫に入れ冷やす。
2. 牛乳は沸騰しない程度に温めておく。卵黄とてん菜糖を白っぽくなるまで良く混ぜ、その中に温めた牛乳を少しずつ注ぎその都度良く混ぜる。
3. 2を鍋に入れ火にかけ、底をこそげる様に混ぜながら加熱してとろみを付ける。この時沸騰はさせないようにする。戻したゼラチンを加えよく混ぜ、冷水にあてゆるいとろみが付くまで混ぜる。
4. ボウルにマスカルポーネクリームを入れて混ぜる。その中に2を少しずつ注ぎながら更にまぜる。
5. 7分立てした生クリームを3に少量ずつ入れ切り混ぜ合わせて生クリームをなじませ、一つになったら冷蔵庫で冷やし固める。

冷えた1のシロップと皮をむいた桃の果肉、ヨーグルトをブレンダーで良く混ぜスープを作る。器にスープを入れ、ムースをのせカットした桃のコンポートをスープに浮かべる。飾り用ブルーベリーをのせ完成。

さあ召し上がれ。

 ちなみに、こちらは私が自身のお料理教室を始めた時に最初に来てくださった鈴木様と松岡様のために考えたお料理。

味も、見た目もとても品のあるお二人の様な淑女のための一皿。

来年の桃の季節にぜひ皆様おためしくださいませ。

Don't know why

 夏が終わった。秋の始まり。

ある日突然、私の世界から色がなくなった。

桜が満開の並木道を見るだけで、欲しいものなんて何もない、これだけでいいと思えるような日々を過ごしていたのにだ。

太陽の光を浴びてきらめく青葉を見ても、何の感情も湧いてこない私がいた。

これはどうにも様子がおかしいぞと思い始めて私は私を観察するようにした。

その理由、原因は至って簡単なことだった。

人はとても些細なことから自分の世界の色を白黒にしてしまうことがわかった。

こんなことってあるのだなぁと冷静な私がそこにはいて、最近の時間系列と共に沸き起こった感情の整理整頓をしていくことをした。

それには、沢山の友人の助けを結果必要とした。

色のない世界の中で沢山の良いアイデアが浮かんだ。

これから数年かけてそれを実現させる為の行動をしようと思えてきたのだ。

そうこうしているうちに、私の世界に色が戻ってきた。

些細なことで始まった白黒の世界は、些細な事で色が戻り、それは以前にも増してより彩りが多い人生になりそうな予感がある。

今日はこのへんで…

本日も良い一日。

おやすみなさい。ごきげんよう。

第6話「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」

10月8日は私の父のお誕生日なのである。

実は、私は父親のお誕生日をずっと間違えて記憶していた。
それに気づいたのは、今年の8月のことなのであるが…

私はこの38年間、ずっと10月18日が父のお誕生日だと思っていたのである。

とんだ大間違いにこの歳になって気付いた言い訳は山ほどあるのだが、とりあえず…

お父さんごめんなさいと、心の中で思うのである。

私の父はオシャレが本当に大好きで、幼い頃からいろんなブティックによく連れて行ってもらった。

昔から良く行っていたブティックがあるビルの地下には、父親のお気に入りのイタリアンレストランがあった。

薄暗い階段を降りたところにあったためか、私は怖くて行きたがらなかった。

父はそのブティックに行くたびに、そのレストランのナスのチーズグラタンが美味しいんだなぁ〜。と言っていた。

ナスが美味しい季節になると、父が嬉しそうにその事を言っていた事を思い出す。

今日は、そんな父のために考えた一皿のご紹介です。

「お父さんの大好きなナスのグラタン」
<材料>
exヴァージンオリーブオイル 大さじ2+大さじ2
なす 4本
トマト缶(ダイスカット) 1缶
玉ねぎ(みじん切り) 1/4個
ニンニク 1片
バジル、ローリエ 2枝、1枚
塩 2つまみ
ステッペンチーズ(ピザ用ミックスチーズ) 適量
小麦粉 適量
パン粉 適量
黒胡椒 適量
イタリアンパセリ 適量
<作り方>
1. 玉ねぎ、ニンニクはみじん切り。ナスは3ヶ所皮をむく。1cm幅で斜めの輪切り。ナスは水に5分ほどさらしアク抜きし水気をふき取る。両面に小麦粉をまぶし、exヴァージンオリーブオイル大さじ2で両面を焼いておくバジルは手でちぎっておく。イタリアンパセリはみじん切り。
2. トマトソースを作る。鍋にニンニク、exヴァージンオリーブオイル大さじ2を入れ弱火で加熱する。ニンニクがキツネ色になったら玉ねぎのみじん切り、塩を入れしんなりするまで炒める。トマト缶、バジル、ローリエを入れ半量になるまで煮詰める。
3. 耐熱容器にナス、トマトソース、ナス、トマトソース、チーズ、パン粉の順にのせ200度で余熱したオーブンで15分加熱する。仕上げにイタリアンパセリと黒胡椒をちらし完成。

さあ召し上がれ。

こちらのお料理は、トマトソースを作る際、玉ねぎのみじん切りとともにベーコンやソーセージを一緒に炒めると、さらに旨味がアップして美味しいのですが、野菜だけで作ってもとっても美味しい出来上がりなのです。

そして、まだ子供だった私は、そのイタリアンレストランでナスのグラタンを食べたのですが、猫舌すぎて、実はあまりちゃんと食べれませんでした。遠い昔の曖昧な記憶を頼りに作った今回の一皿、秋茄子の季節ももう終わりですが、ぜひみなさんお試しくださいませ。

お父さん、お誕生日おめでとうございます。

今日はこの辺で…

おやすみなさい。ごきげんよう。


第5話 「心躍る季節」

 一年のうちに9月末から10月にかけて私の心躍る季節がやってくる。

アトリエを抜け出して、近くの公園が私のアトリエになるのだ。

そのためには幾つかの条件がある。

まずは大きな木がある事。

そして、ブランケットを広げて寝転んでも体が痛くならないようなある程度の芝生がそこには生えている事。

もう少し欲を言えば、ある程度広い公園である事。

そして、過ごしやすい陽気である事は絶対条件なのである。

持ち物はお気に入りの厚手で大判のブランケット1枚、お気に入りの小さなクッション、ストール、飲み物、グラスかマグカップ。

飲み物のための器はとても重要だ。

その場の雰囲気を一気に素敵に演出してくれるのである。

プラスティックや紙のカップではダメなのだ。

軽食、PC、今読んでいる本、サングラス、iphone&イヤホン。これは音楽を聴くためだ。

つばの広いお気に入りの帽子。

帽子に関しては、眠たくなった時に顔にかぶせて寝るためのものと言って良い。

さて、ここで重要なのが飲み物と軽食なのである。

時間がないときは、ガス入りの水とフルーツでいいのだが、時間がある時はサンドイッチやクッキー、入れたての紅茶などがあればとても充実したひと時が過ごせることは確実なのである。

ここで私のオススメの軽食メニューの紹介です。

「人参のラペとハムのサンドウィッチ」
<材料>
人参 4本(1本約150g)
塩 小さじ1/2
ロースハム 8枚(ベーコン、生ハムでも良い)
バター 適量
マヨネーズ 適量
食パン 8枚
—調味料A—
りんご酢 大さじ3
exオリーブオイル 大さじ2
マスタード 大さじ3
メープルシロップ 小さじ1
りんご(皮付きのまますりおろす) 1/2個

<作り方>
1. 人参をピーラーでそぎ、塩をまぶししばらく置く。(約30分)水分が出たら良く絞る。時間がない場合は、塩をまぶしたらよく手で揉み解すと、あっという間に水分は抜けますよ!
2. ボウルに調味料Aを入れよく混ぜ、その中に1の人参を入れ混ぜる。
3. トーストした食パンにバターとマヨネーズを塗り、2の人参とロースハムを乗せ、食パンで挟む。包丁で食べやすい大きさに切り分ける。

さあ出来上がり。

あとはこれを梱包して、すべての必需品をバスケットに入れて移動するだけ。


ちなみに人参のラペは、保存がきき、サラダの上に乗せて食べても良いので保存食にはオススメの一品です。

さて、準備はいいですか?

そろそろ出かけましょうか?

あなたのお気に入りの場所に。

今日はこのへんで…

ごきげんよう。良い午後を。

第4話 「花泥棒の小さな料理人」

 はじめに言っておく。これは食べ物ではないことを。

今日は私が生まれて初めて作ったスープのお話。


あれは確か4歳の私。


いつもおままごとで作っていたお気に入りのスープのご紹介です。

「マリーゴールドのスープ」5人分

ー材料ー
白色の石灰コップ一杯分、水道水、マリーゴールドの花びら

ー作り方ー
1 中位のバケツに、体育倉庫から盗んできた石灰を入れ、水道水を適量入れる。この時の水分量はビシソワーズほどのとろみがつくまで入れてスコップか、木の枝でよくかき混ぜる。

2 スープ皿に注ぎ、花壇から盗んできたマリーゴールドの花びらを散らして完成。

さあ召し上がれ。

いつかこれを本物の料理で再現するのが私の小さな夢。


いつのタイミングでこのスープができるのかはわからないが、きっといつか作る機会がやってくると思う。

このふざけたレシピは、確実に私のお料理の原点なのである。


今日はこのへんで…


おやすみなさい、ごきげんよう。

第3話 「愛しのモッピー」

こんにちは。

今日はここ、日本でのお話。

それはある春の出来事だった。

モッピーが私の処にやって来たのは。


ある知人が私たちを引き合わせてくれた。

モッピーは人ではない。

モッピーはモンチッチのぬいぐるみのことである。

私は、このモンチッチにモッピーとあだ名をつけた。

モッピーの持ち主は男の子で、とても無邪気で、素直で、笑顔が素敵な、まるで向日葵の様な子供であった。

何でも思ったことを口にする男の子に、戸惑いばかりであったが、それはしばらくすると慣れてきた。

むしろ、何だか面白い子供だとさえも思えてきたのであった。

モッピーにはマジックで落書きがされていて、男の子はその落書きを毎日まいにち、来る日も来る日も一生懸命石鹸で洗っていたそうな。マジックは傷跡の様にしっかりと残ったままだった。


そんな大切なものを、男の子は私にくれたのであった。


男の子は言った。

「本当に困った時に、モッピーは全力であっちゃんの事を助けてくれるからね。」


半信半疑で聞いていたが、それを信じたい自分がいたのは確かである。


私は、モッピーのお礼にと、男の子のためにお料理のプレゼントをしようと考えた。


私に出来る事で、私の一番得意な事でお返しがしたいなと考えた結果である。

私には、特に取り柄がないが、お料理はそこそこ得意な方なのである。

誰かのための一皿を考えるときのワクワク感は、誰かにプレゼントをあげる時に選ぶ時の様なワクワク感と同じなのである。


私は男の子のことを考えていたら、男の子が言った言葉を思い出した。

「僕ね、ズッキーニにベーコンが巻いて焼いてあるやつが好きなんだ。」

私は仕事の傍ら、常に男の子が喜んでくれそうなメニューを考えていた。

誰かのために作る一皿に私は色々なことを詰め込もうとするので、それは時にあまり嬉しくないプレゼントになる場合があるのではないかと思ってしまう。

特に好き嫌いが多い人には、嫌いなものを好きになってほしいなという願いも込めて作ったりするからだ。


だいぶ賭けではあるが、ニンジンが嫌いな大人にも子供にもこれで大成功して、ニンジンが食べれる様になってくれた経験が何度もあるので、自分に挑戦する感じもあるのである。

男の子には、好き嫌いがあった。


そんな男の子のことを考えるうちに、あることを言っていたことも思い出した。

「僕ね。五平餅が大好きなんだ。」


そんな少ないヒントから考え出したのが、こちらのメニュー。

「モッピーとゴーヤの豚味噌丼」

ー材料ー(2人前)
ゴーヤ 1本(200g)
塩   少々
豚バラ肉   200g
太白ごま油 大さじ1
白髪ねぎ   適宜
-調味料A-
赤味噌   大さじ2
みりん   大さじ3
酒     大さじ1
すりごま     大さじ2

<作り方>
1. お米2合を炊いておく。ゴーヤは縦半分に切り、ワタをスプーンで取り除き、薄切りにする。ボウルにゴーヤと塩を入れよく揉み、水分と共に苦味を出す。ゴーヤがしんなりしたら水洗いしてザル上げする。豚バラ肉は適当な大きさに切っておく。調味料Aは合わせておく。白髪ねぎを作る。ネギの白い部分を千切りにして、水にさらしザル上げする。
2. 中火で熱したフライパンに太白ごま油大さじ2を入れ、豚バラ肉を入れ軽く炒め、調味料Aとゴーヤを入れて水分がなくなるまで炒める。すりごまを入れ、よく和える。
3. 器にご飯盛り付け、2をのせて、白髪ねぎをのせ完成。

さあ召し上がれ。

ちなみにこちらは、ひまわりネットワークで放送している私のお料理番組「うちごはん!」にも登場したメニューです。
(※番組HPにもレシピは掲載中です。)

男の子が、ゴーヤは好きか嫌いかはわからないけれど、なんとなく、嫌いそうだなぁという予想で、食べやすい味噌仕立てに仕上げました。

お味はなんだか五平餅みたいな感じで、そして何よりゴーヤと豚肉を油で加熱すると栄養の吸収もより高くなるという、なんだか色々とお得な内容なのです。


そんな男の子のためのメニューは、プレゼントしたのですが肝心な感想は聞けずじまい。

そして、男の子からもらったモンチッチのぬいぐるみのモッピーも突然私の前から消えて無くなってしまったのです。


きっと私の不注意からなのですが、初めて会った時からなんだか気に入って、後にも先にもこんなにお気に入りのぬいぐるみはないんではないかと思うほど気に入っていたのにも関わらず…

今はただ、後悔だけが残るのであります。

日々生活する中で、ふとした時に思い出すのです。


元気にしているかなぁ?

新しい場所で大切にしてもらえているといいなぁ?

心が淋しくなっていないかなぁ?

モッピーに心はあるのかなぁ?

マジックの傷跡は綺麗になっているといいなぁ?


遠くの国へ引越ししてしまった男の子にも、なくしてしまったモッピーにも、もう会える事はないかもしれないけれど、いつかひょっこりと、男の子にもモッピーにも、会える時が来るといいなと思うのであります。

今日はこのへんで…


おやすみなさい、ごきげんよう。


愛しのモッピーへ…

第2話 「ギルドの晩餐第2章」

前回のお話の続き、、、、、、

お読みでない方は、「ギルドの晩餐 第1章」をお読みくださいませ。


さて…
その夜のマダムとジェイと私のディナーはほとんどの時間が緊張感でいっぱいだった。

緊張していたのは、私とジェイでマダムはそんなことを知らずにウキウキでしばらく留守にしていた時の事について、色々と私たちに聞いてきた。


マダム「犬や豚、羊の餌やりはどうだった?」

ファームも持っているレストランに住み込みで働いていた私たちは、シェフ見習いの仕事の他に、動物の餌やりという日課があったのだ。

私は、ジェイをチラチラと見ながら、いつのタイミングで大切な報告をしようか様子を伺っていた。

ジェイはというと、髭はもじゃもじゃで、体は大きいが、嘘のつけない純粋な男の子だったので、とてもそわそわしていて、もう何だかバレバレだったので、私はもうダメだと思い、思い切ってマダムとシェフが留守にしていた出来事を私から話す事にした。


 先にネタバレをしてしまうと、ドイツから来た訪問者のカーペンター達が、シェフ達が大切に保管している地下のワインセラーからワインを数本盗んだということなのだ。


セラーには、私たちではわからない様な高級なビンテージワインが山ほどあるので、その事実を知った時には、私たちがドキドキしてしまい、これは大変な事件が起こったと、仲間たちで毎晩これをどのタイミングでシェフご夫婦に相談しようか、会議が繰り広げられていた。

盗む前に止めれる様な状況ではなく、もう彼らは飲んでしまっていたので、からっぽの高級ワインを目にし、開いた口が塞がらなかった。

そんな一連の騒動を報告し、私たちには止めることも何もできなくて、この事実を報告することしかできなかったことにジェイも私もなんだかひどく落ち込んでいた。


シェフもマダムも、住み込みで働く私たちには普通ではありえない贅沢を日々させてくれていたので、なんとも心が痛かった。


贅沢とは、完全オーガニックの完璧な食品を毎日食べさせてもらえていた事である。

肉が欲しければ、チキンやダック、豚を締めて食べる。小麦粉、バター、家畜の食べる餌までもがオーガニックなのだ。これほどの贅沢はありえないと今でも思っている。


だから私は、ここでの生活を「ヘブン」と今だに言うのである。


少しお話はそれてしまったが、マダムはその報告を目をまん丸にしてとても驚いて聞いていたが、飲まれてしまったワインはもうここにはないので、平和な田舎暮らしの珍事件を笑い飛ばしていた。

なかなか寛大なマダムなのである。


マダムは家の修理のお礼にと、旅立つ前にお金を包んだが、どうやらなかなか上物のワインを数本空けていたようで、

「ちょっとあげすぎたかしら??」なんて笑いながら言っていた。


そんな話題の後に、さあ気分を変えてご馳走を食べましょうと、マダムがフォアグラのお料理を作ってくれた。

ここでお料理の紹介。

ちょっとこのお料理のレシピは一般向けでは全くないので、だいぶつまらなくてちんぷんかんぷんだと思うのですが、スーパー美味しかったのでご紹介です!!強引に!!

「プリザーブドしたプラムとフォアグラのソテー」

沢山買ってきた生のプラムを、シロップとバニラビーンズの入った瓶に入れて冬の保存食にと作っておいた物を使う。代用品は桃の缶詰でもいいかもね?ちょっと甘すぎるかしら。。。。?


ー材料ー
プリザーブドしたプラム2個、レッドオニオン1/2個、トリュフハニー、ライフラワー、フォアグラ3枚、エシャロット1個、チキンストック100cc、ソルト&ペッパー、ダックファット適量(なければバター&オリーブオイル)

ー作り方ー
1 レッドオニオンは放射状に12等分、エシャロットはみじん切り、プラムは皮をむき2等分、チキンストックがなければコンソメスープの素を100ccほど。フォアグラは2.5cmほどにカットし、両面に塩コショウをしてからライフラワーを両面にまぶし軽くはたいておく。

2熱したフライパンに、ダックファット、エシャロットを入れソテーする。しんなりしたら、レッドオニオンを入れ油がなじんだらチキンストック、プラムを入れ軽く加熱する。仕上げにトリュフハニー、ソルトで味を調える。ソースの出来上がり。

3 別の熱したフライパンにダックファットを入れフォアグラを入れ、中火で両面に焼き色をつける。

4 器に2のソースをしき、3のフォアグラをのせて完成。

さあ召し上がれ。


ここまで書いて、なんともう一人ディナーのメンバーがいたことを今思い出しました〜〜〜!!

もう一人はシェフの息子、ハーマン。

どうして思い出したかというと、このお料理の隠し味には何が使ってあるか?

という、マダムからの問いに、確かまだ中学3年くらいの彼は即答で、

「トリュフハニー!」

と答えたのであった。

お料理のお味は、今まで食べたフォアグラのお料理の中でトップクラスに美味しかったのであります。
この美味しさをぬく日がいつ来るのか楽しみなのであります。


Excuse me Herman!

I forgot you....

今日のお話はこのへんで…

おやすみなさい、ごきげんよう。


第2話 「ギルドの晩餐第1章」 

 こんにちは。来週からお料理教室が始まります。

いつもの皆様、初めましての方、お久しぶりの方にも毎月お会いできるのをとても楽しみにしています。どうぞ、今月もよろしくお願いいたします。

 今日はある夏の日の回顧録。


ようやく長い冬が終わり、夏がやってきたと思えば、その地域の夏は約1ヶ月ほどで、すぐに過ぎ去ってしまう。

その年の夏は、変わった訪問者がドイツからやってきた。

彼らは、ギルドに属していて、その中でも大工、カーペンターに属していると言っていた。

ギルドとは、中世の時代に西欧でできた商工業組合のことである。確かそうである。世界史で習った私の記憶では…

まず驚いたことは、いまだにギルドというものが存在している事。歴史好きの私には、その事実だけでも心が躍った。


ドイツからやってきた20代の男の子二人組は、とても変わった格好をしていて、世界中を大工をしながら旅していると言っていた。

そして、変わっているが、とても素敵なお揃いのお洋服を着ていた。

それは、中世の時代を思わせるような、お袖がたっぷりとした、まるで騎士団が着るような襟なしのコットンの白いブラウスに、黒いベロアのベスト。パンツも黒いベロアで出来ていて、たくさんのポケットが付いている。つばの浅い、黒い帽子をちょこんとかぶっている。

彼らはいつの時も、このお洋服をきていると言っていた。

実は、この格好は中世の時代に大工のギルドが着ていたお洋服なんだと。

見た目は、古めかしすぎて、逆におしゃれというか、仮装している様にも見えるのだが、理にかなった機能が満載のお洋服であり、それぞれの持つ意味を教えてくれた。

パンツにたくさんのポケットがあるのも、道具や、釘を入れるためのポケットであることなど…
見た目以上にこの格好はとても機能的であると言っていた。


そんな彼らは、バンや古くなった家を修復するために滞在していった。

毎日朝から日が暮れるまで大工仕事をする彼ら。あっという間に2週間ほどが過ぎ、次の国へ旅立っていった。

目指すはオーストラリアだとか言っていたっけな?。。。。

そんな彼らが去った、休日に家主の奥様と、シェフ仲間のジェイと私の3人でディナーをする機会があった。

いつものごとく、テーブルセッティングをして、キャンドルに火を灯す。

その日の前菜は「サディーンのセビーチェ」

セビーチェとは確かスペイン語でカルパッチョの事。

私の大好物のひとつである。


ここでレシピの紹介

簡単すぎて、レシピというほどでもないが、、、、

「サディーンのセビーチェ」

<材料>
小鰯、エシャロット、ラディッシュ、実山椒の塩漬け、摘みたての柔らかい葉のパクチー、レモン、ソルト、ペッパー、exヴァージンオリーブオイル

<作り方>
1小鰯(サディーン)は手開きにし、骨を取り除き、キッチンペーパーで皮を外す。水気を切り、バットに並べexヴァージンオリーブオイルをふりかける。

2エシャロットはみじん切り、ラディッシュは薄くスライス。

3器に1を盛り付け、レモンを豪快に絞り、ソルト&パッパーをかける。2を散らし、パクチーの葉の部分を知らし、塩抜きした実山椒の塩漬け、レモンを添えて出来上がり。


さあ召し上がれ。


その日のディナーはいつものごとく私の大好物の前菜とシャンパンから始まった。


たわいもない会話が進むにつれて、実はどのタイミングである話題を切り出して良いのかと、私もジェイもそわそわしていた。


前菜の後にフォアグラのお料理をマダムが作ってくれる事になった。

ちなみに、この日は留守中の家のお留守番をしていた私たちへのご褒美的なディナーであったのだ。

マダムの作ってくれたお料理はこちら。

「プリザーブドしたプラムとフォアグラのソテー」

お次は、このレシピの紹介。

と、言いたいとこだが、続きがまだまだあるので今日はこの辺で…


おやすみなさい。ごきげんよう。


第1話 「チューリップボーイのヒヤシンス」

 こんにちは。まだまだ暑いですが、秋の気配も感じる今日この頃です。暑いので、冬の記憶を蘇らせて、気持ちだけでも涼しくあろうと、ある冬の日の回顧録。

 いつ頃からだろうか?長い長い冬の地域で過ごしてからではないだろうか?

冬が好きになったのは…

その地域では、7月の頭でも確かマイナスを記録していた。

この長い冬はいつ終わり、春はいつやってくるのだろうという事ばかり考えていた。

窓辺から見える雪景色は絵画の様でそれが私の癒しであった。

 ダイニングには大きな暖炉があり、日中は暖炉の前に椅子を持ってきて紅茶を飲んだ。夜になれば、仲間達とワインを飲みながら語り合う。外は雪で閉ざされた世界なのである。

暖炉の火が消えかけたら、大きな天板に焦げた丸太をのせ、スモークハウスへと運ぶ。スモークハウスの中心にそれをおき、チップをちらして煙を作る。

スモークハウスには、ポーク、ダック、ベニスン、ラム、サーモンが入っている。その冬には丁度手に入った鰆もあった。


鰆のスモークは、日本から移住した寿司職人のおじさんが教えてくれた。


そう。ここは日本ではない。


これから、私が住んだ事のある国の思い出を記録していこうと思っている。

昔の様で昔ではない、私がヘブンと呼ばれていた場所に住んでいた時の記憶。
記憶が鮮明なうちに…

 その冬は、けがに見舞われる事の多い冬だった。

オイスターナイフで左手の中心をひどく刺してしまい、大きな怪我をしてしまった。
そして、私は通院することになる。

ある日、滞在先のご夫婦が仲良くしているチューリップボーイが街の病院まで私を連れて行ってくれることになった。

チューリップボーイは愛称で、彼の名前はダニエル。

ダニエルがチューリップボーイと呼ばれるわけは、毎年私の滞在先に1000個ものチューリップの球根を届けてくれるからだ。


街へ向かう道すがら、ダニエルは自分の事をたくさん話してくれた。

昔は自転車の選手で、怪我をしたことで今は公務員であること。親戚が交響楽団で演奏していること。年老いた両親と一緒に暮らしていること。自宅の敷地が広いので、色々と栽培していること…

私が住んでいた場所は別荘地で、この辺りに住んでいる人みんなゴルフ場の様な広大な敷地に住んでいる人ばかりであった。

勿論、私の住む家も、敷地の端から端まで徒歩で移動すれば、1時間ほどはかかった。気づけばお隣の敷地に足を踏み入れたことも何度かある。

 ダニエルとは30分ほどだが色々な話をした。クラッシックが好きな私に、今度一緒にオーケストラを聞きに行こうと誘ってくれた。

私は「ぜひ!」と答えた。


そうこうしている間に、街の病院に着き、その後はダニエルの買い出しに付き合った。

今日のお礼にと、私はスーパーで食材を買い、ランチを作ることになった。

帰宅すると、玄関でダニエルが私にある物をくれた。

それは、鉢植えの香りがとても良いヒヤシンスであった。

突然のプレゼントに驚いたのと、ヒヤシンスをこうやってまじまじと見るのは小学生以来だと思った。


スーパーには沢山の切り花がある中で、球根の長く楽しめるヒヤシンスをこっそり買ってプレゼントしてくれる所に心遣いを感じた。さすがチューリップボーイと呼ばれるだけあるな。なんてことも思った。


お部屋に飾ればよかったが、私のお部屋は屋根裏部屋で、小さな窓が一つと、大きなベットがあるくらいなとても簡素なお部屋だったので私はそれを、みんなも楽しめる様にとダイニングに飾った。


帰宅して、早速ランチの準備に取り掛かった。作ったのは「ルッコラと生ハムのオイルパスタ」。
スーパーで一緒に物色している時に、美味しそうなルッコラを見つけたので、「ルッコラ好き?」と聞いたら「大好きと」答えてくれたので、このメニューになった。

ここで作り方の紹介。

「チューリップボーイのルッコラと生ハムのパスタ」

材料
ガーリック2片、エキストラバージンオリーブオイル適量、赤唐辛子1本、ルッコラ適量、生ハム適量、パスタ約180g(ディチェコのフェデリーニ使用)

作り方
1大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を適量。ルッコラは大胆に3等分ほどに切る。ガーリックはスライス。

2冷たいフライパンに刻んだガーリックとエキストラバージンオリーブオイルを適量。弱火で加熱しながらガーリックがキツネ色になるまで炒める。

3その間に1で沸騰させた鍋にパスタを入れ茹でる。

4茹で上がったパスタをザル上げする。この時に1カップほど茹で汁は取っておく。

5 2のフライパンに4のパスタ、種を取った赤唐辛子、茹で汁を60ccほど入れてオリーブオイルと乳化する様に中火で加熱しながらぐるぐると混ぜる。

6器に盛り付け、ルッコラと生ハムをちらして黒胡椒をかけて完成。

 

 さあ、召し上がれ。


できたお料理に彼はとても喜んでくれた。

帰り際に、今日のランチのお礼を言ってくれ、ほっぺにすごい勢いでキスをしてくれたが、そういった風習に慣れていない私は引きつった笑顔だったと、今思い返すと思うのである。


その冬以来、私の大好きなお花となったヒヤシンス。

今ではヒヤシンスの球根が出回る時期に毎年ヒヤシンスを植えたり、水耕栽培で楽しむ習慣がついた。


冬の間は、私のベットサイドにヒヤシンスが置かれる。


飼い猫ゾーイは匂いは嗅ぐが、ヒヤシンスは食べようとはしない、とてもお利口さんな猫なのである。


あの時、本当はベットサイドに置きたかったお花を、毎年こうして置ける事が私の冬の楽しみである。


今日はこの辺で…

ごきげんよう、さようなら。

飼い猫ゾーイ

 あっという間にお正月も過ぎて、お正月気分もないくらいの慌ただしさで気付けばもう1月も末になっていた。

毎日がとても寒くて、こんなに寒かったっけ!?日本。
と思っています。夏は夏で、こんなに暑かったっけ!?と思うのですが。

ずっと春の気候が良いと切に願う今日この頃。

昨日、テレビを本当に久しぶりにしっかりと見た。


ロシアのある地域では寒波でマイナス60度を記録するとの事。

体感温度は住む地域で鍛えられるので、ロシアのその地域の人々は結構へっちゃらなんだろう。

いや、そんなことないかな???…


そして、ここ日本に住む私と飼い猫ゾーイはもうそろそろ、こんなに寒い冬に飽きてきている。

ゾーイはそんな事ないかもしれないけれど…一緒にしてみた。

ゾーイと生活を共にしているのだが、私の寝室からは出さないため、最近はお休み前と朝起きた時にコミュニケーションをとる。

ゾーイが出す音でお気に入りの音がある。

ゾーイのお水を飲む可愛らしいぺろぺろとした音。

私の生活の音である。

ゾーイが床をぺたぺたと歩く音も可愛いと思っている。

ちょっと嫌な音は、飾ってある花をむしゃむしゃと食べる音。

綺麗な薔薇を飾る度にむしゃむしゃと食べるのである。

猫草ではないんだけどなぁ…


そういえば、インスタグラムでゾーイちゃんの専用アカウントを作ったのにもかかわらず、ログインが出来なくなってしまった。


おすましゾーイちゃんのベストショットを眺めるのが私の癒しポイントだったのだが非常に残念である。


ここまでくると、私が相当の猫好き。いや、ゾーイちゃん好きということは伝わっていますね。


なんだか完全な独り言の様なブログになってしまいました。

そんな様なもんなんですがね。


突然ですがもし、今から仕事は一切しないでください! と天皇陛下か総理か主治医に言われたとしたら、あなたなら何をしますか?


はい。私はゾーイちゃんと結構だらだら遊びます!と答えるでしょう。


そんな日は夢のまた夢〜。


最後までお付き合いくださり、お読みくださった方、本当にありがとうございます。

それでは、お休みなさい。ごきげんよう。

アシュリーちゃん

 先日、カナダでの修行時代の友人とビデオトークをした。
友人の名前はアシュリー。

 時間帯が真逆な事と、昨年からの引き続きの仕事の忙しさでアシュリーからのメールの返信も簡素になっていた。

ようやく一息ついたところで、メッセンジャーのビデオトークで話すことができた。

約10年ぶりのアシュリーは、相変わらず可愛くて、そして私の英語力は相変わらずのダメさ加減だった。

定期的にアシュリーとビデオトークする事で、私の英会話力がアップする事を望む。

というわけで、明日のこの時間にまたアシュリーとお話しする事となった。

言っている事はわかるんだけどなぁ〜…

言葉の壁がなくなったなら、私はもっと自由になれると相変わらず思うのであった。

そして、日々の努力が足りない自分に反省。

しかし、技術の進歩で、こんなにも容易く遠い異国の地のアシュリーちゃんとお話し出来る事に興奮気味の私であった。

英語力をもっと伸ばしたいと切に思うのである。

とりあえず、本日はここまで。

今日もぐっすりと眠れそうだ。

おやすみなさい。ごきげんよう。

模様替え

こんにちは。今日は久しぶりに自宅の、しかも自分のお部屋で飼い猫ゾーイと長く過ごそうと決めました。

本当はヨーロッパから帰国した友人にも会いたいし、映画だって見に行きたいし、なんだかお外に出たくてソワソワしているのですが…

今日はお家にいる日なのです。

なぜならば…

昨晩のことです。母に協力してもらい、お部屋の模様替えをしたので。

畑には千日草と枯れてしまったと思ったローズマリーがお花を咲かせていたので。

お花をゾーイのお気に入りの窓辺に飾りたいと思ったので。
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家具の配置が変わっただけなのですがなんだかウキウキしています。

母は、私が幼い頃から模様替えが大好きで、学校から帰宅するとガラリとお部屋の家具の配置が変わっていたりしました。

毎回、母が模様替えをするたびに嬉しそうにしていました。何だか新しい配置が新鮮で私もウキウキしていた事をよく覚えています。

そのせいか私も、年に数回今まであったベットの位置を全く違う場所に移動させてみたりと、小さいお部屋の中でより良い環境にしようとする癖がつきました。悪く言ってしまうと、とても飽き性なのですが…

私の模様替えのポイントはお気に入りの癒しコーナーを作ることです。

ふと目を向けると、なんだか癒されるわぁ〜をテーマに日々いろいろと考えています。

不思議なことに、私のお気に入り癒しコーナーもゾーイのお気に入りに毎回なるのです。

今回は窓辺が好きなゾーイのために考えた、ゾーイの癒しコーナーです。
自動的に私も癒されます。

アンティークのキャビネットを2階まで運ぶのはとても重かったのですが、早速ゾーイも気に入ってくれた様で嬉しいです。
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実は、この家に引っ越してくる際に引っ越し屋さんも諦めた大物を母と父と私で2階まで運んだ経験があるので、大概のものは自分達でなんとか出来ると、私たち家族は思っています。

ちょっとくらい壁を削ってしまっても。

ちょっとくらい床に傷がついても。

ちょっとくらい家具に傷がついても。

これらをモットーに半ば強引で作業をします。

とても大雑把な家族です。

でも、その大物は本当に大変で、苦労して運び終わった時には3人でハイファイブをし、「乾杯しようぜ〜!」的な流れになるほど大変な作業でした。

ちなみにここ最近すごくしたいことは、自室の壁の漆喰塗り。

仕事ばかりでほとんど自宅にはいないにも関わらず、自分のいる環境をより良くする事に努力するのは子供の時から変わっていないなぁ〜と思った本日。

ゾーイはずっとお部屋にいるのでゾーイが過ごしやすい環境であるといいなぁ〜…なんて事も思ったり。

本日もほんわか日和。

ごきげんよう。さようなら。
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思い出のぴー太朗とぴー子

こんにちは。まだまだ暑い日が続いています。先日、今シーズン2回目の熱中症になってしまった橋本です。汗…

飼い猫zoeちゃんはこんな暑い中、素敵な毛皮をまとっているのがすごく不思議に感じてしまいます。

夏になると、zoeのお気に入りの場所は籐で出来たベットです。

ずっと寝ていても、風通しが良いのでずっと寝続けれるところが彼女のお気に入りポイントなんだなぁと思っています。

というわけで、冬は全く活用はしてくれません。

寒いということですね…

初めて猫を飼いだしたのは一人暮らしをしていた確か24、5歳の時。

我が家はお魚屋さんと仕出し屋さんをしているので、動物を飼う事とは無縁の生活でした。

特に、犬や猫は食べ物屋さんという事で絶対ダメでした。

ただ、両親から承諾を得た大丈夫な動物もいました。

幼稚園の時に初めて飼った動物はひよこでした。

夏祭りの縁日でまだひよこが売っている時代、2匹の黄色いひよこを持って帰りました。

当時は、自宅前の駐車場に祖母の畑がありました。
畑といっても、お野菜はあまり育てずにお花ばかりが植えてありました。

その畑の一角にひよこの小屋を作ってもらいました。

毎朝、ひよこは元気かな?と、餌をあげに行くのが楽しみで、ひよこの好きな草をあげていました。

名前はぴー太郎とぴー子。

名前はいたって普通です。

ある日、私が入院しないといけない状況になってしまいました。

入院は1週間位でしたが、もうすぐ退院できる時に母親にぴー太郎達は元気にしているかどうかを聞きました。

母は少し間を置いてからこう言いました。

「一匹は逃げちゃったのよ。」

私はとても残念に思い、とても怒りました。

困った母親は、「じゃあ今度買いに行こうね」

と、言ってくれました。

帰宅すると、もう一匹いたはずのひよこがいません。

私は「どうしていないの?」

と、とても怒りました。

従業員のゆうちゃんはもう一匹も逃げてしまったと言いました。

私はとても怒って沢山泣いたので、困った母が知り合いの養鶏所に私を連れて行ってくれました。

機嫌の治った私はルンルンでした。

どんなカワイ子ちゃんに会えるんだろうと期待でいっぱいでした。

現地について、養鶏所のおじさんはこう言いました。

「うちにはひよこはいないよ。鶏しかいない。」

母は私に、ひよこはいないけど、ちょっと大きくなったひよこをもらって行こうと提案してきた。


ここまで連れてきてもらったのに、子供ながらにそれは嫌だと断りきれず、仕方なしに全然可愛くないひよこと鶏の間の中途半端な鶏を選んで帰宅した。

全然可愛くないけど、もう貰ってきてしまったので飼うしかないと思った。笑

最終的に、その鶏は大きくなりすぎて、祖父のレストランに引き取られることになるのだが、大人になってから、実はあのひよこ達は逃げたのではなく、猫に食べられてしまったという驚愕の事実を聞くこととなる。

嘘はついてはいけないが、優しい嘘はいいのかなと思えた。

あともう一種類、飼った事のある動物がいるのだが、ぴょん吉、ぴょん太のお話はまた今度…

それでは皆様、おやすみなさい。ごきげんよう。

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カスミソウ

こんにちは。最近は夕立ちが多いので、サボり気味の畑の事を考えると、自然とは上手い事出来ているなぁ…と妄想する日が多い今日この頃。


数ヶ月前に、お教室にいらしてくださるお花の先生からカスミソウを頂いた。

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お花の先生T様はよくお花をくださる。T様のお花教室で余った物を持ってきてくれるのだ。


お花は贈る機会は多いが、誰かから頂く事はあまりないので本当に毎回嬉しく思う。


T様いつも心温まる贈り物をありがとうございます。


自宅に持ち帰り、母に見せたら、なんと母の一番好きなお花だと言っていたので驚いた。


そう言われてみると、カスミソウは母のイメージだ。


最近では、お花業界でカスミソウだけで作ったブーケが流行りとの事。


花嫁のブーケにもカスミソウだけで作ったブーケは人気らしい。


さて、そんなカスミソウはどこに飾ろうか?


家族で撮った記念写真が飾ってあるピアノの上がいいと思った。


記念写真に写る両親程の年になった私。


花を飾りながら、写真を眺めて不思議な感覚になった。


ピアノの上には祖母が押し花で作った鳥の絵や、父の親友の彫刻家のおじさんが作った作品。他にも小学生の頃に夏休みの旅行の度に集めていたガラス細工の品々が飾ってある。


あ~私もこんなに大きくなったのだなぁ~…と


それ以上の思考は進まないのだけれど、子供の頃には思った事のない新しい感覚を最近はよく感じる。

不安感でもなく、安心感でもなくこの感覚を言葉にすると何というのだろうか?と思えるようになってきた。


感覚の話は誰かに伝えるのはとても難しい。


だから自分で命名しようとも思えたが、しばらくこの感覚について考えようとも思った。

お花遊び

こんにちは。あっという間に梅雨明けで周りの草花も夏らしいものばかりとなりました。

4月からお仕事がバタバタ過ぎて、大好きな姪っ子と一緒にゆっくりと自宅で遊ぶ時間がなく、たまに朝早くから会いに来てくれるのに、お見送りをしてくれるだけの日々が続いていました。

姪っ子がいる朝は、母や実家の従業員のゆうちゃんと共に、笑顔で「いってらっしゃ~い!」と手を振りお見送りしてくれるのです。

手を振る前は必ず言う言葉があります。

「あっちゃんきょうもおしごと?」

7月も末になり、つい先日も同じ様に聞いてきたので、「うん。そうだよ~」と言ったら、姪っ子はこう言いました。

「うん。しってるよー。ゆうちゃんがおしごとなのかなぁ~っていったから、いっただけだよ」

何だか複雑な気持ちでしたが、今日も1日頑張るぞという気にさせられます。

お子さんがいる方はもっと色々と思うんだろうなぁと…

そんな日々の毎日なので、今日はお仕事が早く終わったので姪っ子と家中にお花を飾る遊びをしました。

彼女は今4歳なのですが、2歳半程からもっぱら私たちの遊びは、お花を摘んで活ける事とお菓子を作る事。

今日は沢山のお花を自宅の色々な場所に飾りました。

花瓶を選んで、お花を活けて、どの場所に置くか?

今日はあまり時間がなかったので、次はお花を活けた後に、お花を愛でながらお茶とお菓子を頂きたいなぁと思いました。

本日もほんわか日和。


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Sellenatela

4/16(Sat) - 4/18(Mon)の3日間の開催でした。

4/17(Sun)には東京よりデザイナーのイクエさんもご来場下さいました。

それに合わせてのsweetsのケータリングでした。

今回のSellenatelaさんの秋冬のテーマはキュビズム。

パブロ・ピカソの「三人の音楽家」という作品に影響を受けて作った作品との事でした。

お話を頂いた時に、何だかやりがいのあるお仕事でワクワクしました。

他人事の様に、いったい自分はどんな物を仕上げるのだろうか?なんて思えました…笑

今回のsweets は…

自家製ラムレーズンとダークチョコレートのタルト

お題を頂いた時に、ボーダーのカットソーを着たピカソが談笑しながら赤ワインを呑む姿が頭に浮かんだので、レーズンを使おうと思った。

ダークチョコレートは酸味の効いた普通の味では決して無いものを選んだ。

私が選んだダークチョコレートは個性が強過ぎて、そのまま食べたら好き嫌いがはっきりと別れる様なチョコレートだ。

ピカソってそんな人?!

なんて事も思った。

後はそれらを上手く融合させて形にしました。

Sellenatelaさんの秋冬の作品で特に目を引いたシューズがありました。

それは、スエードでそれぞれ違う色を3色配色したスリッポン。

そのスエードの質感、色合いが思わず触りたくなる様な佇まいでしたので、ダークチョコレートタルト上部に同じ様な見た目の質感になる様にココアパウダーをふりかけ仕上げました。

毎回色々なテーマに沿って、後は私の思う様に作品を作ってくださいと言われるオーダーばかりなのですが、毎回新しい物が生まれる事に自分の事なのですが、驚きと喜びがあります。

私が感じて作った物を、食べた人はまた違う捉え方や感じ方をする事も、食べ物って楽しいなぁと思わせます。

今回のsweetsは皆さんどんな風に感じたのでしょうか??


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馬頭観音

我が家や事あるごとにお参りをする観音様がいます。


私のお受験や留学する際、その観音様は私の家族のお願いを子供の頃からよく聞いてくれました。


飯田街道の宿場町として栄えた私の住む街の馬の水飲み場だった場所にあります。


塩を積んだ馬の休憩場。今と昔はきっと景色が違うと思うけど、山の崖にひっそりとある観音様、木々が日陰を作りすぐ目の前は川。夏の暑い日には人にも馬にもきっとオアシスだったのでは?と思える場所にあります。


出かける際、帰宅の際は必ずその前の道を通りお辞儀をします。


無事に帰ってこれますように。

無事に帰ってこれました。ありがとうございます。


これは心の中でいう言葉。


子供の頃から母親にしつけられたのと、冗談で言ったお祈りが本当になってしまった事から、私は馬頭観音の観音様の存在を密かに信じています。


最近は、知人や友人の事をお願いする事が多いです。


友人が困っている時に上手くいくようにお願いしたり。


お教室の生徒様のお嬢様が入院された時に早く良くなりますようにと。


友人の子供が原因不明の高熱で苦しんでいる時。


よくよく考えると、自分の事はあまりお願いしなくなった最近。


人の事ばかりお願いしているな?と、ふと思った。


でも、周りの人達に支えられてあやかって生きているなぁ〜と心から思える日々を過ごしているので、周りの人達が健康で幸せであるから私も日々が過ごせるのです。


友人が悲しいと私も悲しくなってしまいます。


いつも元気でいれるなんて事はできるといいけどそんなわけにはいきません。


気休めかもしれないけど…


馬頭観音さん。いつもありがとうございます。


家族、友人、私に携わる方達が心身共に健やかに過ごせます様に。

ベース

こんにちは。春までもう待てない橋本です。笑


という事で、香りの良いフリージアを先日大量に購入してきました。


自宅のバスルームのプチリフォームもファイナルシーズンを迎え、後は間接照明を購入するのみとなりました。


ほぼ完成しているのでバスルームにもお花を飾りたくて、かれこれ10年前に先輩から頂いたベースにお花を飾りました。


実は10年目にしてこの素敵なベースを使いこなす事が出来るようになったかな?と最近思えます。


パープルがとてもクールで品のあるこちらのベースは作家物のガラス製。ただ置いておくだけでもとても美しいベースなんです。


頂いた当時は、フォルムとカラーの美しさ。それだけで完成されている物に何かを活けるという発想が全く湧きませんでした。


20代の私はとても頭がかたかったのかな?なんて振り返りながらお花を活けました。


パープルとイエローは私の好きな作家ボリス・ビアンの小説の中にも出てくる色。


しばらくはバスルームに華を添えてくれる存在です。


ひろこさん、佐治さん素敵な贈り物を有難うございます。


感謝


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お誕生日

今日は私のお誕生日です。わーい。笑

ここ数年は毎年、両親に感謝の気持ちを伝えるようにしています。

「お父さん、お母さん産んでくれてありがとう。」

今年も言えてよかった。

お誕生日って特別な日なので嬉しいですよね♫

だって自分が生まれた記念すべき日で一年の節目。

改めて振り返ったりと自分について色々と考える日なんですもの!!

次のお誕生日まで色々と頑張らなきゃ…

最近はすご〜くのんびりペースですが、地道に日々精進して頑張りたいです。

アイロンがけ

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白いテーブルクロスにアイロンをかける。

蒸気と共に香りが立ち上る。

お母さんの匂い。
お日様の匂い。
冬のサンルームの匂い。
お日様の匂い。

匂いの記憶は幸せな記憶。

そんな事を思う本日。

今夜の晩御飯は何にしようかなぁ…

今日の出来事。

今朝、車に乗ったら車に常備してある水がソルベの様になっていた。

家では寒さのせいで水道管が破裂してしまった。

飼い猫のzoeちゃんは珍しくベッドの中へと入り込んできた。

夕方、神主さん達が来て我が家の年始の年中行事の家祈祷がとり行われた。

ご祈祷の最中、深妙な空気感の中、4歳の姪っ子と会話はせずに変顔でコミュニケーションを取り合った。

その後姪っ子は「テビレみよっかなぁ~、どうしよっかなぁ~」と言ってきた。

テレビをテビレとしか言えない彼女を愛おしく思えた。

夜になり、昨年のお盆から相当なのんびりペースでしているバスルームはいまだリフォーム途中なのだが、壁面と照明の一部が完成され、以前よりも明るい雰囲気になった事に両親が嬉しそうにしていた。

父は年賀はがきの2等に当選した事を少し喜び私に報告してきた。
1万人に数人しか当たらない2等に私は父を讃えた。そんなに嬉しそうではなかったが、入浴後かなりのウキウキなテンションで当選がやっぱり凄い事を私に嬉しそうに改まって伝えて来た。

何でもない普通のこの感じ。いいなぁ~と思った本日。

おやすみなさい。ごきげんよう。

今日の終わりに

今日はお仕事が終わり、帰宅が深夜になってしまいました。

そんな事は良くあることなのですが…

今日の寒さがカナダの極寒の地での修行時代を思い出させてくれました。

冬に外に出ればマイナス30度の世界。

レストランのお客様が帰るのは24時は過ぎるので、その後ダイニングのお片づけ。

私は主にシェフのサポートもですが、ペイストリーシェフとディナーテーブルで使用したテーブルクロスの染抜きと、お洗濯にアイロンがけもしていました。

住み込みで修行していたので、ハウスキーパーの様なお仕事内容も毎日の日課でした。

アイロンは朝のレストランの仕込み前のお仕事なのですが、染抜きとお洗濯は営業が終わってからのお仕事。

そして、まかないは深夜25時を過ぎる事が常でした。

今住んでいる私の場所は、山間部のとっても田舎町。

空気が綺麗なのでカナダで住んでいた土地と空気感がとても似ています。

そんな空気感を寒さの増す今日はとても懐かしく思いました。

朝も6時位から動物の餌やりから始まるレストランのお仕事。

良くそんな中、仕事も英語もままならない中無我夢中で日々を過ごしていたなぁ~なんて思いました。

両親にゆっくりと手紙が出せたのも、昼寝ができたのも、半年は過ぎてからでした。

ちなみに、やるべき仕事を終えて昼寝ができた初めての日は、今思うとありえないくらいの大喜びでした。笑

20代は友人との遊びも断って仕事ばかりの毎日でしたが、振り返るととてもみのある時間を過ごせた事に感謝しています。

私を支えてくれた沢山の人々に感謝です。

特に両親には本当に感謝しかありません。

感謝をもって今日の日は終了。

明日も精一杯生きたいなぁと思いました。

おやすみなさい。ごきげんよう。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。2016年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様にとって幸多き年であります事をお祈り申し上げます。

そして、2016年の最初のお仕事はこちら!

キューピー3分クッキング、テキストブックの1、2、3月号の表紙のお料理と巻頭8ページ「特集 海外の名物鍋レシピ」に私のお料理が掲載されております。


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I love faline

11月21日ケータリングレポート

私の10代の頃からの憧れの人、baby Mary。

今回はそんな彼女のBD paryでのケータリング。

名古屋市鳴海に本店を構えるFaline。

女の子の憧れやファンタジーの世界観をぶれずにずっと表現し続けるセレクトショップ。私の一番お気に入りのセレクトショップの一つです。

HPはこちら
http://www.bambifaline.com/fs/bambiandfaline/c/onlineshop

もう10年以上前、私がケータリングという仕事をやり始めた頃、オーナーの baby maryから1度依頼を受けた事がありました。

その頃は、先輩とケータリングユニットとして活動していたのですが、独立してからのmaryさんからのケータリングの依頼は初めてだったので、とても嬉しく感じたのと、当日はプライベートでも仲良しの友人達もマルシェやBARで参加したりと、仲間達でBD partyを盛り上げる感じが、何だかとても嬉しく感じました。

今回はFalineで取り扱いのある私も好きなブランド、オランピアルタンが「不思議の国のアリス」をテーマに商品展開をしている事や、baby Maryの変わらないファンタジーな世界観、個人的にpierre et gillesの世界観を少し意識したケータリングの内容にしました。

毎回ですが、どこまで食べてるのかわからない見た目なので初めは皆さんなかなか食べるまでに至らず…

今回も見た目が可愛くて、食べても美味しいと、言っていただけて(笑)一安心でした!!

そして、毎年恒例のbaby MaryからのBDメッセージ!!

今年はとても印象深く感動が今も、これからも続く様な素敵な言葉をみんなにプレゼントしてくれました。

愛の深さとその愛を平等に分け与える事ができるBaby Mary!!

そんな彼女の様な素敵な女性になれる様に日々走り続けたい!!と改めて心から思える良い日でした。

あらためて…

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Happy Birthday Baby Mary!!
We always love you;-)xxx

オープンハウスでのケータリングレポート

11月15日株式会社バロック様のオープンハウスでのケータリングレポートです。

今回の以来は岐阜、名古屋、みよしにオフィスのある住宅、店舗設計施工の会社、バロックさん。http://www.baroquck.com/

以前、みよしオフィスのセミナーパーティーでのケータリングからお世話になっております。

そして今回は!!なんと私の友人宅をバロックさんが建てたので一般向けオープンハウスでのケータリング。

友人夫婦には私がケータリングする事は内緒で当日を迎えました。

友人の家にはテーマがあって、建築家の長縄さんが考えました。

「スープの美味しい家」

という事で私の出番☆
今回は料理研究家としてスープのケータリングです。

そして、長縄さんのリクエストのスープは「ポトフ」

なんと偶然にも、友人はポトフ食べたいなぁ~って丁度思っていたとの事!!

いろんな偶然が重なり、今回のオープンハウスはとっても良い感じでした。

ちなみに私の友人は、友人の中でも特に私が好きなセンスを持っていて、そんな彼女の家作りの壁紙のチョイスや細々した所のセンスがやっぱり素敵だなと思えました。

そして、そして!そんな彼女のセンスを形にしてしまうバロックさんもリスペクト!!

素晴らしいです!!!

当日は60名以上のお客様がお見えになったのですが、皆さん真剣に家作りに向きあう感じが羨ましく、早く私も自分のお城欲しいなぁー!!と思えるワクワクとした1日でした。

ご来場され、スープを召し上がってくださった皆様、バロック様、成田夫妻に感謝。


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またお逢いできる日まで~。
ごきげんよう。さようなら。

蓮の花

こんにちは。ここ数日、胸が苦しいので、肺に蓮の花でも咲いているのではないか?という台詞が口癖となっております。←言いたいだけなんですがね…

先日、私も友人も良く行くお気に入りのカフェでの出来事。

カウンター席は1人の時は居心地が良い。というか、群れない女子はだいたい1人行動なので必然的にカウンターへ。

そんなスタイルの友人達がわらわらと集まるのがこのカフェ。

話題はファッションの事やフォトグラファーの事だったり美術展の事だったり、何処何処のレストランが良とか、まるで某一流ファッション誌の中身の様な話題ばかりだなんて今思った。

季節は秋だから今回は書籍の話題。

素敵な本を見つけたって言うので確認後早速アマゾンで不思議の国のアリスのオリジナルを購入。とにかく見た目が良い。おすすめです!

そんな中、ここ数日胸が苦しい事を蓮の花のせいにしたいばっかの私がまってましたとその事を言う。

友人は年下だが職業が芸術家なのもあり、文化、芸術に対する知識が特に多い。

そんな彼にはきっと私の言いたいことも通じるだろうと思ったら、案の定。

あつこさんそれって…

あら素敵。なんて反応をしてくれるから、やっぱりモリリン貴方が一番素敵よなんて思った。

フランス文学、ボリス・ビアンの作品。私のブログのタイトルにもなっている「うたかたの日々」

肺に蓮の花が咲くっていうくだりがある。

読み出しは色彩がとても豊かな印象。

秋になると思い出したかの様に読みたくなる作品。

ティーンの頃からずっと好きな作品なのですが、相変わらず私の中で色褪せない作品の一つなのです。
未体験の方は是非。おすすめの作品です。

それでは、今日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。XXX

独り言

こんにちは。いつも、誰も見ないと思われるブログのはじめは「こんにちは」で始まることに疑問を持った本日。

今日は母との昼食中に今晩の夕食のメニューはどうしようかと作戦会議。

母は私のパスタが大好物なので、ご機嫌をとるためにパスタを提案した。即可決。そして、お茶を飲みながら今晩のパスタソースどうしようかと考えながらのお茶タイム。女子はお茶が好き

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とりあえず、冷蔵庫整理なパスタを作ることにしたのでお茶を飲みながら12月のお料理教室の事を考える。

お料理の事を考えると、生徒様一人ひとりの笑顔が頭の中でわーっと広がる。

私の好きな、私のお料理をいつも皆さんが楽しみにしていてくれることが本当に嬉しい。

お料理が好きという事の最大の理由は愛を表現できるからだ。

愛を形に出来るなんて凄いと思った。そして、食べて無くなる事もなんて素敵な贈り物なんだろうと思った。形があるのに形が無くなる。

これは凄いことだと思った。

幼稚園時の頃から、おやつ欲しさに教会に1人、足繁く通っていた。

友人の遊びの約束も断るくらい足繁く。

実は、お菓子か欲しいという理由よりも外国人の宣教師のお婆ちゃんが好きだった事。聖歌歌うことが楽しかった事。小高い丘の上にそびえ立つ教会からの見晴らしが好きだった事。クリスマスになるとジンジャーブレッドクッキーやクリスマスのキャンドルに火を灯す事。

全てが私にとって新鮮だったから、ミサがある週末は走って教会に通っていた。

友人「あっちゃん、あーそーぼー」

私「きょうはやくそくがあるからだめだよ」

友人「だれとあそぶの?」

私「きょうはきょうかいにいくひだから」

友人、不可思議な顔をし返答に困る。

ふーん。そうなんだで終わるときもあれば、一緒にいく〜!ってな時もあり、大概一緒にきても、なんだこれは?で終わってしまう。

確かになんだこれは?だ。今思うと。

でも、私はこれっぽっちも疑問に思わずに足繁くかよった。

白人お婆ちゃんの宣教師の名前はもう忘れてしまったが、彼女の事は今でもよく覚えている。とても片言の日本語だった。

でも、何故だか5歳くらいの私と信頼関係ができていた。

宣教師のお婆ちゃんの刷込みのせいか、カトリックでもプロテスタントでもないが、隣人を愛せという教えが根付いてしまった。というか、そうありたいと思えるようになった。

ただ、愛とは私の中でとてつもなく壮大なテーマで、宇宙と同じ位なのだ。

今日はこんな事を思ったお昼間。

今日も素敵な1日を。XXX

読書の秋

こんにちは。気付けば紅葉が少し進み、お昼間も冷えてきました。もう秋です。

公園でピクニックが出来るのは来年の春かぁ~…としみじみ思ってしまいます。

秋といえば食欲の秋ですが、読書の秋とも言います。

夏が終わり、寒い季節は人間も動物も、種子も春に備えて休む時期です。

ばたばたと駆け抜けた夏にできなかった事をしようと読書を選びました。

お料理の本や食材図鑑、仕事に関係のあるものではなく、想像力を掻き立てる様な全く関係無いものをあえて選びました。

そして、自宅の大きな本棚にある多くの本の中からあえて選びました。

自宅にある本はSFかジャズ関連、日本料理の分厚い書籍、世界の文学大全集、美術品などの書籍が主なのですが、やっぱり秋なのでここは世界の文学大全集の一冊をチョイスしました。

実は、寝る前に本を読むとすぐ眠くなります。笑

興味が湧けば眠気なんて襲っても来ないのですが…

自宅の本棚にある書籍は全て父の物。

若い時に、貿易会社に勤めていて色々な国に行った事、特に時代がアメリカに注目していた事もあり、アメリカ関連の書籍が多いです。

選んだ本もアメリカ文学。

作家は内緒です。笑

1ページ目を開き読み進めると、鉛筆で振り仮名が。

そして漢字の意味も。

あ。父の字だ。と思ったら何だかとても貴重な本に感じてきたのです。

本棚の書籍が分厚すぎて、ガラスの扉を開けて手に取る事すらもしなかったのですが、この本棚にある本が父の歴史の一部だと思うととても大切な物に感じてきました。

また一つ、実家でお宝を発掘した気分なのです。

さてさて、私はこれを読みきれるのか!?

なんて思いつつ…

今夜も読書の秋なのでございます。

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現在の空席状況です。

10月のキャンセルが出ましたのでお知らせ致します。

現在の空席状況です。

10/19
午前、午後の部→満席

10/20
午前、午後の部→満席

10/21
午前、午後の部→満席

10/22
午前、午後の部→満席

10/26
午前の部→満席
午後の部→空1席

10/27
午前の部→満席
午後の部→空4席

皆様のご参加を心よりお待ちしております

お料理教室でお逢いしましょう

お気に入り

こんにちは。台風が近づいているので、畑の事が気になってソワソワしている今日この頃…

前回の台風で大きく育ったバジルが、こて~んっと倒れていたので戻したばかりなのに、今回の台風で完全にやられそうで心配です…

そんな本日は、もやもやした気持ちも結構な勢いで吹き飛ばす私のお気に入りの生活必需品をご紹介致します。

仕事柄香水は付けないのですが、好きな香りを身にまといたいという気持ちがあります。

好きな香りとはハーブ畑の香り。昔からハーブの剪定やハーブを積む時のとっても良い香りが大好きで、出来る事ならずっとこのままハーブ畑に座っていたい位だと思える程です。

ミント、レモンバーベナ、ラベンダー、フェンネル、タイム。

ネギの仲間のチャイブは微妙ですが、ミントやラベンダーの茂みの中に入っていくと、何とも幸せな気持ちになります。

沢山積んだボウルいっぱいのハーブを洗う時も同じ気持ちになれます。

前置きが長くなりましたが…

私のお気に入り、イギリス発のオーガニックブランド「ニールズヤード」から出ているロールアップタイプのポケットアロマです。

その場に合わせた効能と共に香りも楽しめます。

香りも良いのですが、リラクゼーション効果、頭痛、虫刺され、不眠などの解消にもなります。

そして、まるでハーブ畑にいるような演出をしてくれます。

ハーブ好きには本当にオススメです。

お写真にはないのですがラベンダーの香りが主の「ナイトタイム」は虫刺されのかゆみも和らぐので、夏のお出かけには必需品です。

数種類のシリーズであるので、見つけた時に是非お試しください。

それでは、今日も素敵な1日を!


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足助ゴエンナーレ

こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか?

今日はお仕事の合間にちょっとご近所まで…

自宅でのデスクワークの一息にはかなり良い環境の我が町。

いつもは川辺のお花を摘んだり、川で物思いにふけるというか、ぼーっとしてみたり…笑

今日は9/5、6、7、12、13、14日まで開催されている足助ゴエンナーレにお邪魔しました。

昔々にあった元高級旅館が会場です。

ちなみに我が家から徒歩3分位。

朽ち果てた廃墟をリノベーションして現在があります。

増築に増築を重ねた屋内はまるで迷路のよう。

その中に様々なアーティストの作品が展示してあります。

そこに行って体感して完成される作品ばかりで、自分の中で新しい発見もあり、充実したひと時でした。


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そして!!すごい物を発見しました!!

我が家は会場となる足助町の商店街の中にあるのですが、新しい家と古い家が隣り合わせに並んで建っています。

会場にあった古い家が年代別に色分けして示されているパネルの一番古いパネルになんと我が家も入っているではありませんか!!

古い方の家は古い古いと言われていましたが、そんなにたいして古くはなんじゃないのかな?と思っていましたが、すごい古くてびっくりしました!築150年は余裕で建っているみたいです。

そして、お写真が無いのですが、会場には最後の家主の寿々屋のおばあちゃんの写真が飾ってありました。

寿々屋のおばあちゃんは我が家の(実家はお魚屋さんなのです)お刺身が好物だったので、幼い頃、祖母と良くお刺身を配達に行った事を覚えています。

寿々屋の裏の勝手口の茂みから鈴虫の声が良く聞こえてきた記憶がまだ鮮明に残っています。

あともう一つ!発掘された江戸時代の土の上に立つ事ができます!!

なんとまあ!!amazingなんでしょう!!!

歴史好きには鳥肌物でした!!!

お近くにお寄りの際は是非、寿々屋にお立ち寄り下さいませ。

オススメの場所です。

足助ゴエンナーレHP
http://asukegoen.jimdo.com/

今週のお花

7月のお料理教室、今週のお花はこちら

菊とセンニチコウ

センニチコウは乾燥させても色が褪せないので長く楽しめるところが好きです。

ドライフラワーでそのまま飾るのもいいですが、エッセンシャルオイルやスパイス、他のドライフラワーやドライフルーツピールと混ぜ混ぜしてポプリを作るのもオススメです。

小学生の時に初めてポプリを作った時は魔女になった気分でした。

スパイスを調合して色々なドライフラワーを混ぜてびっくりな香りを作ったり…

乳鉢でスパイスを潰すところが魔女っぽいのです☝️

完成したポプリは子供の嗅覚には刺激が強すぎて強烈な香りでしたが、大人になったらこの香りの良さがきっとわかるんだろうなぁ〜…

早く大人になりたいなぁ〜…とよく思っていました。

お花が枯れても楽しめて、香りも楽しめるポプリはオススメです。

センニチコウ☝️オススメです


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お知らせ

こんにちは。本日より7月のお料理教室が始まります。

そして、本日より金曜日まで

「暮らし上手」のウェブサイトで私のレシピ配信が始まります。

「今日の晩ごはん」というコンテンツです。

週替わりで、料理家の方々がお家の晩ご飯を提案しています。

過去のレシピもご覧いただけますので今晩のメニューに悩んだ時はとっても頼りになるサイトです。

是非、皆様ご覧くださいませ。

Webはこちらからご覧いただけます。

http://www.kurashijouzu.jp/

母校でのお話会

こんにちは。

最近は雨が沢山降っているので、畑に昨年根付いたレアなハーブが根腐りしないか心配な本日です。


先日、母校の中学校のお昼休みの時間を利用しての「ふるさと・この人・インタビュー」という企画で私のお仕事の事や今までの体験談などをお話してきました。

お話の前に、在校生のインタビュアーの安藤さんと関塚さんと藤嶋校長先生とで給食を一緒に頂きながらの談話の時間も設けていただけました。

この歳になって学校給食を頂けるとは何とも感激する出来事でした。

本日のメニューは…

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豊田産米粉を使用したナン風米粉パンと、具材も勿論豊田産のお野菜で作ったカレー。ビーンズサラダにデザートはフルーツのコンポート?簡単に言えば缶詰めフルーツなのでしょうか?

私が子供の頃の給食にはフルーツヨーグルトというメニューがありましたが、まさしくそのフルーツのみのバージョンで、とても懐かしく思えました。

給食を頂けると聞いてから、もう一度食べてみたい給食って何だろうと考えて初めに思ったのがカレーでした。

まさかのまさかで、カレーが出てきたので、とっても嬉しかったです!!!

実は、何故だか中学生の時の給食の時間の記憶が全くありません。

まだまだ子供の中学生時代の私は、給食のありがたさなんて思った事もなかったのではないだろうか?なんて思えました。

食べる時は、いただきます。
食べ終わったら、ご馳走様でしたと、今は想いを込めて言える様になりました。

美味しい給食をありがとうござました。ご馳走様でした!!

そしてお話会ですが、私のお話で夢を持って諦めずに突き進む勇気と強さのきっかけ作りが出来ていたら嬉しいなぁと思いました。

みんなの笑顔がとても素敵だったので帰り道は私が勇気や、やる気を頂けました。

今日も素敵な1日を。

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サマートリュフ

こんにちは。雨ばかりですが、畑の土が柔らかいので草むしりがしやすくて嬉しい今日この頃です。

先日、いつもの八百屋さんでイタリア産サマートリュフの上物が手に入ったので、姪っ子や家族にトリュフを食べてもらいたくて買ってきました。

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姪っ子にはトリュフの良さを理解するにはまだ早いかもしれませんが母が私にしてくれた様に我が家流の食育です。

月に一度くらいですが、家族が集まって私の手料理をみんなで食べる会があります。

弟夫婦にも子供ができて、食べる場所が限られてくる事や、私が作るレストランでは食べれない洋風家庭料理を家族のみんなは何だか楽しみにしていてくれる様で嬉しいです。

今回はたまたま八百屋さんがオススメしてくれたので、ちょっと高級だけれど、奮発してみました。レストランで食べるよりは私が作るのでリーズナブルですよね!?

そして、トリュフの見た目があまり美しくないので、見た目のイメージでトリュフは高級だけれどたいしたことないなぁ~なんて思われないように、家族の大好物の一つのカルボナーラにトリュフをたっぷりかけて頂きました。

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11月、12月のトリュフと比べると劣りますが、日本でよく出回っている中国産の物に比べても香りが良くサマートリュフにしてはなかなかいい買い物が出来ました。

姪っ子も美味しいと言ってくれて、家族はナッツの様に香ばしい香りがいいねと言ってもらえました。

残ったトリュフはトリュフハニーとトリュフオイルにしようと思っています。

次は8月のお食事会です。またみんなが喜んでくれる様な美味しいご飯が作れるといいなぁ~…

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薔薇

こんにちは。

先日、とても綺麗で可憐な薔薇を見つけました。

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最近は暖かいので、すぐにお花が開いて枯れてしまいますが、こういうのが好きです。

儚い美しさに魅了されています。

皆様、今日も素敵な1日を。

先日のケータリングのご報告です。

皆様こんにちは。先日お仕事でケータリングさせて頂きました株式会社バロック様のパーティーレポートです。

名古屋市は大須にオフィスを構える住宅店舗設計、施工の株式会社バロック様。それ以外にも、岐阜、みよし市、大阪府にもオフィスがあり、多くの住宅、店舗を世に送り出しています。

とても素敵な住宅を沢山手がけていらっしゃいます。

バロック様のHPも是非ご覧ください。

www.baroquck.com


そんなバロック様のみよしオフィスで、顧客様を招いての収納セミナーと立食パーティーでした。


今回のお題は「森」です。
毎回、「森」をテーマにしたケータリングですが、森にもたくさんの表情があります。

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私の住む足助町の大自然をいつも表現するのですが、今の足助町がどんな表情を見せるか皆さんご存知ですか?

樹々の新緑がとても綺麗で、柔らかい日差しが新緑をキラキラと宝石の様に輝かせるのです。

今の時期の、陽の光は全てのものに生命を宿す様な不思議なエネルギーを感じます。

毎日お外に出るのが楽しみでしかたありません。

そして、毎日何だかワクワクしています。

そんな私のワクワクする感じが今回のパーティーにいらしたお客様にも感じてもらえたら嬉しいです。

それでは皆様、今日も素敵な1日を!


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こんにちは。先日のケータリングのご報告です。

名古屋市矢場町のセレクトショップunlike さんで東京発シューズブランドSellenatela 2015ss pop up shopが開催されました。


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今回のケータリングのメニューは

Nutty strawberry pudding

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プディングはナッツの香ばしい味とベリーソースにも香ばしさをプラスし、香ばしさ倍増★

3月のお料理教室でのデザートを少しアレンジした一品です。

そして、デザートのお供にはマリアージュフレールのマルコポーロをお出ししました。

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お花の香り?やフルーツのフレーバーがとても春に合うお茶だと思い提案しました。

ちなみにフレーバーはマリアージュさんの企業秘密だとか??

お話を本日の主役に戻しまして…

Sellenatela さんのデザイナーは女性の方です。

女性の目線で物作りをしています。

働く女性に向けた、1日履いていても疲れない靴。そして程よくトレンドもミックスし、普段のコーディネートに自然と馴染むデザインばかりです。

私も今回、初めてシューズを購入。

大人気のシリーズGina(ジーナ)の最新作に決めました。

防水加工のしてあるショートブーツなので、レインブーツにもなるとの事です。

ここのところ雨続きなので、早速大活躍間違いなしです★

Sellenatela さんのHP も是非ご覧ください。
http://www.sellenatela.com/index.php

そして、何度かケータリングをさせて頂いている矢場町にあるunlike さん。私の大好きなショップの一つです。オーナーのゆきちゃんのセレクトに魅了されています。笑 本当です!

古着と最新の海外、国内のお洋服を取り揃えた店内。

みんなと同じものは嫌な私をとても満足させてくれるセレクトショップです。

こちらもHPを是非ご覧ください。
http://www.unlike-shop.com/product/639


それでは皆様、今日も素敵な1日を。


はるちゃん

こんにちは。ようやく春がやってきましたね。嬉しさのあまり、久しぶりの畑を頑張りすぎて全ての背面が筋肉痛です。春ですね。笑

季節が変わるのを感じる時はいつも子供の頃を思い出します。

山を探検した事や、ダンボールで家を作った事、町内で鬼ごっこをした事。

少し大きくなって、自転車屋さんの幼馴染のはるちゃんとアンティークの前輪が大きくて後輪がとても小さい自転車を乗り回した事。

自動車の免許が取れた10代、はるちゃんの家のミニバイクのモンキーとゴリラで町内をエンストしながら乗り回した事。

桜の花びらがアスファルトを埋め尽くし、バイクが通るとふわりと風でまったあの春の日を思い出します。いつの時も、はるちゃんと過ごした日々のことを思い出します。

名古屋に住み始めてからも、実家に帰る際は必ずはるちゃんを訪ねる。

はるちゃんがこの世からいなくなって何回目の春だろう。

苺が美味しい季節になるとはるちゃんを思い出す。はるちゃんの大好物。

はるちゃんに次会えるのはいつだろう。美味しい苺を見つけたから次会った時は教えてあげたいなぁ。

皆様、 こんにちは。

2月のお料理教室はバレンタインデー前に是非覚えたいお料理なので第1第2の週に開催致します。

予約も始まっています。(o^^o)/

2月の空席情報をお知らせいたします。

2/2日月曜日
午前の部→空2席

2/3日火曜日
午後の部→空2席

2/9日月曜日
午前の部→空2席

空席残りわずかですが、ご友人同士など3名もしくは4名でご予約を頂ければ別日を設けての教室の開講も可能です。お問い合わせはHPのメールで承ります。

以上、空席情報でございます。

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あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

今年も楽しい年にしましょうね。

1月も通常通りお料理教室が12日から始まります。

のんびりとした少人数制のお教室です。まだ未体験の方は是非どうぞ(o^^o)/

新しい味覚の発見ができると思います。

それでは。。。

皆様に日々支えられている事への感謝を忘れない様に、新年も精進してゆきます。

今後ともよろしくお願い致します。

もうすぐお正月

こんにちは。いよいよお正月を迎える時期に来ました。

本年度、お料理教室、お仕事、プライベートでお世話になりました皆様、

今年もありがとうございました。

皆様が良い新年をお迎え出来る事を心よりお祈り致します。

新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

仕事納め、忘年会もようやく落ち着きました。ご馳走三昧の日々で少し体が重くなった気がしますが、最後のひと仕事が残っています。

年末は我が家のお魚屋さん、「魚九」は特に31日はとっても忙しいのです。
今年最後の親孝行!?なっているかわかりませんが、お手伝いをします。

まだ私が子供の頃は、仕事が終わり、家族揃って夕食を食べるのは9時は余裕に回っていました。

おせち料理は作る暇はありません。31日の夕食は鰤の照り焼きや、お刺身の盛り合わせ(o^^o)

子供の時は、他のお家の食卓が羨ましい限りでしたが、今となっては、こんな贅沢な日はないなぁと心から思えます。

昔は、マグロの解体ショーをしていたので子供の仕事といえば、スプーン片手に中落ちを食べる事。

中落ちを食べ終わると暇なので、笑 ストーブの上で大きなハマグリやアサリを選んで焼いて食べたりと。

ぱっくりと開くまで、じーっと我慢。開いたら、貝の中の焼き汁をこぼさないように良いさじ加減で醤油を一滴たらせた時は、なんだかやったぞ感で一杯でした。

そして、お店にある焼ける物は何でもストーブで焼いて、出来上がる様を観察するのが常でした。

子供に出来るお手伝いなんて、食べる事か、近所の知っている家に配達に行くぐらいなのです。

今は昔と違い、大手スーパーでお刺身を買う時代です。グルメな方は柳橋の朝市に行ったり、クール便でお取り寄せ。

ただ、お魚屋さんにしか出来ない事ってあるんですよ。(o^^o)

それは。。。

冷凍ではないお刺身を、職人がかどを綺麗に立たせたお刺身の盛り合わせ。

職人にしか出来ない技。

時には活き造りの注文。

活き造りを職人さんが取り掛かる時は、家族の誰かが、
「おーい!活き造り作るよ〜!」
と、教えてくれて見入っていました。

冷静に考えると少し残酷ですね。。。(*_*)

でも、その後お出汁が取れるので、オススメです(o^^o)/

そして、専用の焼き台でふっくらと焼かれた有頭エビや、鰤、鯛。

上手に焼かれているので、冷めても美味しい(o^^o)/

家庭用のグリルとは全然違う仕上がりになるのです(o^^o)/

一年の締めくくりはそれぞれの家庭に伝統の行事、伝統の味が存在します。

我が家は一般的ではない年末年始を迎えるのですが、31日にほとんどの人が食べるであろう食文化がありますね!?それは。。。。

年越し蕎麦!!

なんと我が家は、ご先祖様が蕎麦嫌いで、年越しうどん!なのです。笑

何だか凄いですね。笑

嫌いだから。。

お魚屋さんぽいです。笑

そして、年越しの少し前ですがうどん屋さんが出前してくれます。

なんと、うどんでも鳥南蛮限定。笑

その辺も恐らく、それが好きだからと言う理由っぽい気がしますが。。。笑

でもこの鳥南蛮!!が本当に美味しいのであります♡

ネギと鶏肉の絶妙な火の入り方と、お汁のまーなんとも美味しい事。

白醤油ベースの品のあるおうどんなんですよ。
ちなみに、地元にある小松屋といううどん屋さんです。

我が家は、We love 小松屋!!!

生まれた時から、事あるごとに小松屋の鳥南蛮。

風邪をひいた時、なんか良いことがあった時。

お母さんか祖母にお願いするのです。

風邪を引いたら無条件に小松屋の鳥南蛮!風邪で辛くて辛くて悲しくなっている時に、小松屋さんの鳥南蛮は神降臨の様な存在でした。

だいぶ脱線しましたが、食にまつわるエピソード。私は、お家柄沢山のエピソードがあります。皆様はどうでしょうか?自分の代で築くのもまたありではないでしょうか?

我が家のご先祖様の様に。(^_-)

食べ物は人を笑顔にさせます。愛情表現の一つと言えます。

母から子に受け継ぐお節料理。

私で言うと、子供の頃に両親が食べさせてくれた新鮮な魚介類。職人さんが見せてくれた神技!

形がないから、その時は感謝の気持ちさえわきません。ごめんなさい。

時を経て、感謝に変わる。

形のないプレゼントほど粋なものはないと思います。

皆様、大切な方にお料理で愛を届けましょう。

それでは、改めまして。。。

良いお正月をお迎えくださいませ。

新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

橋本厚子

少し早いですが。。。

こんにちは。最近は寒さも増して、私の住む町にも雪が降りました。

一緒に住む猫のゾーイが私にくっついて寝てくれる冬は寒いですが好きな季節です。

この季節になるとカナダでの修行時代によく作ったアップルシュトゥルーデルというデザートが食べたくなります。

私の勤めていたレストランは、シェフのファミリーの住む自宅のダイニングが夜にレストランになります。

レストランの敷地はとても広大で、ポンドや2つのキャビンなどあり飽きずに過ごすことができる程です。

仲間達は住み込みで働いています。勿論私も。

ベーカーのエレンはコンテナを改造した中に住んでいたり、シェフ仲間のジェイはバンの豚小屋の二階に部屋があったりと。。。

夏の間だけファームステイで訪れた日本人のマサ、カズはなんとなんと!アメリカのスクールバスを改造した巨大なキッチンバスがあるのですが、そこがお部屋に変身したりと。。。

私より少し先に修行に訪れたシェフ仲間のポールは何とレストランのキッチンが一望できるメゾネット部分に住んでいたり。。。

ちなみに私は、ガーデナーのケイティーと同室で、3階の屋根裏部屋に住んでいました。一番お部屋らしいお部屋です。笑

私はみんなのご飯係も任されていたので、シェフの奥様とみんなの食べるまかないをお昼と夜に作るのですが、極たまにシェフご夫婦が不在の際は仲間達と夕飯を作るのがとても楽しかった思い出があります。

私は一番長く住み込みで働くスタッフだったので、沢山の仕事がありました。まかないの他に、ベイカー、ペイストリーシェフもしていました。勿論営業の日はシェフのサポートをみんなと共に。ベイカーもペイストリーシェフも事前の準備が必要なので、みんなが働いていない時にアイスクリームを仕込んだり、生地を仕込んだり、ディナーの最後のペティフォーと言う小さな一口サイズの数種類のお菓子を作ったりと、なかなかやる事は盛り沢山でした。

ベイカーに至っては、なかなか上手にパンを焼く事が出来ませんでしたが。。。エレンがいてくれてよかったです★ちなみに彼女はqueen of bakerだと思っています!!

お話がそれましたが、そんなシェフご夫婦が不在の夜はそれぞれ腕を振るいお料理を作ります。私はデザートの残り物でデザートの係になる事もたまに。。

そんなある冬の日に、シェフの息子さんのドイツ人の友人が遊びに来た時の出来事です。

確かまだ中学1、2年のその兄弟に、今夜のディナーのデザートはアップルシュトゥルーデルだよー(o^^o)/と伝えたら、大喜びしている様子が大変印象的でした。

アップルシュトゥルーデルとはウィーン発祥のアップルパイの原形とも言われるデザートです。

パイ生地ではないのに、薄く層になったパリパリの生地がとても上品で、実はアップルパイよりも私はこちらの方が好きな位です。

ちなみに1月のお料理教室のデザートはアップルシュトゥルーデル!!

日本のケーキ屋さんであまり見ることはなく、唯一百貨店のデメルで出会ったときは即買いでした!!

そんなアップルシュトゥルーデルが良く合う季節になったので先日家族に作ってみました。

とっても上手に出来て、大満足(o^^o)/でももっと、たーーーくさん作ればよかったなぁ~と食べてから後悔です。

今回は、たまたま自宅のお砂糖が切れていたので、夏に作ったブラックベリーのジャムとリンゴ、蜂蜜とメープルシロップでフィリングを作ってみました。

寒い冬は、美味しい紅茶と手作りのお菓子で自宅でまったりと過ごすのはとてもお勧めです。

オーブンからいい匂いがして、家族がその匂いにニコニコしながら反応する感じも何だか幸せのおすそ分けのようで好きです。

アップルシュトゥルーデルの焼き時間を待っている間は、クリスマスカードを書いていたのですが、送る人の事を考えながらお手紙を書いていたらあっという間に出来上がってしまいました。(o^^o)

皆様も今年のクリスマスは自家製デザートを作ってゆっくりとした時間を味わってみるのもいいのではないでしょうか?

大切な人達の事を考えながら。。。

皆様、素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ。

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先日のケータリングのご報告です。

名古屋市矢場町にあるセレクトショップunlikeでのjonnlynx2015ss展示受注会でのケータリングの様子です。

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今回は、オーガニックコーヒーと、コーヒーによく合うデザート「魔法のチョコレートチーズケーキ」をお出ししました。

ディスプレー用の自家菜園のオーガニックハーブは、イベント終了後もハーブティーで飲めるようにオレンジタイム、レモンタイム、レモンバーム、スペアミントを用意しました。

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デザートには数種類のスパイスを配合しました。

魔女気分で作ったこのデザート。

魔法のスパイスをちょちょっと入れてみました。♡

このデザートを食べると。。。。

何だか体がポカポカとしてきたり、元気になった感じになります。

※注意!!
魔法が効いた方のみの効能となります。

魔法にかかった人はいったい何人いるのでしょうか?

ちなみに試食の際、私は自分で自分の魔法にかかってしまいました。V(^_^)V

大成功。笑

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unlikeさんのブログです。オンラインショップもございます。是非ご覧くださいませ。
http://unlike402.blogspot.jp/2014/11/jonnlynx-ss15-lookbook.html?m=1

それでは、ごきげんよう。

こんにちは。もう秋だ~。

と思いきや、連日の雨であっという間に色付いた紅葉樹林が裸ん坊になってしまいました。

またそれも美しいのですが。。。

私の住む町、足助町は全国的にも紅葉で有名な場所です。

15歳の時から親元を離れ、20年振りにこの地を生活の拠点にした昨年から、あっという間の一年でした。

本当は仮住まいの予定で一旦実家に荷物を置く感じで一時帰宅が、この町の良さに味をしめてしまいました。

仕事の都合で都心部に向かうので、どうしても通勤時間が長くなります。

でも、仕事終わりに1日のことを反省しながらこの田舎町に向かう道すがらがとても好きです。

秘密の花園に向かう様なワクワク感があります。

それは、四季折々に見せる大自然の美しさがそうさせます。

春になれば、野生の藤の花や桜。

夏が近くなれば新緑と日差しにきらめく美しい緑。

秋は勿論色付く紅葉と銀杏の木など。

冬は真っ白な雪景色と澄んだ空にきらめく星。

仕事が終わって自宅に着くのは深夜が多いので町は静まり返り、まるでこの町には私しかいないんじゃないかと思える程静かです。

春の朝は、黄色と白と黒い色の艶のいいとても小さな鳥がベットサイドの窓辺にやってきます。

飼い猫のゾーイは、ニャンニャンと鳥さんが気になってしょうがない様です。

窓からは、夜になるとお月様やお星様がとても綺麗に見える時があるので、そんな時はカーテンは閉めずに眠ります。

美しい自然を毎日見る度に、感謝の気持ちでいっぱいになります。

ところで、どうしてこんなにこの町の紅葉が綺麗なのか?

高山から来る冷たい風の通り道だからそうです。

高山おろしと言うそうです。

寒暖の差が紅葉を美しくさせます。

実際、豊田市から飯田に向かうと足助町の紅葉が特別なのがよく分かります。

自宅のベランダからは香嵐渓の紅葉を見ることができます。

真っ赤に色付いた紅葉は、ハッとする美しさがあります。

こんな美しい場所に住めるのはご先祖様と両親のおかげです。

家族に感謝。

お引越ししてから、目線より上の景色を見ることが多くなりました。

鳥さんの◯んちが落ちて来ないように気お付けないといけないですね。

あ。あと、お口がぽっかりと空いていないように気お付ける必要もあります!

それでは、今日も素敵な1日を。

ごきげんよう。さようなら。

最近のはまりごと

こんにちは。今日はお料理とは全く関係ない話題です。

今年の夏は友人が遠方からわざわざ私の住む街に遊びに来てくれた。

その友人が、素敵な絵葉書を見つけたということで今時、寂れてしまったお手紙を届けてくれた。

その絵葉書は、私も好きなメーカーの物だった。

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友人とは、細かく言うと好きな物は違えど、なかなか似た様な趣味を持っている。

そこにある共通点とは?と考えると丁寧な物作り?なのかなぁと何となしに思えた。

絵葉書が届き早速私も、たまたま行った美術館で手に入れた私好みの絵葉書と最近率先して使う様にしている万年筆でお返事を書いた。

私の自宅には、先先代位からの古い切手のコレクションがある。その中から、切手を選ぶ。

母は、友人の事をナサチャンと呼ぶ。NASAで働くのが友人の夢だからだ。母はナサチャンがお気に入りで、ナサチャンの切手はわたしが選ぶと言い、散々悩んだ挙句解りやすくNASAの切手を選んだ。

秋になり、友人から封書が届いた。絵葉書と共に、ノートを良く使う私にノートが入っていた。
草間さんのノートは好きかどうかわからないが、ツバメノートで使いやすいから選んだとのこと。

ナサチャンのそういうところがまた素敵だなぁと思えた。

そうか~。次はどんな物を贈ろう。

最近は仕事の合間によく考える事。

ナサチャンの古典的な行動が、私の頭の中に少しのゆとりを与えてくれる。そして、母とたわいもない穏やかな会話をもたらしてくれる。

ナサチャンありがとう。

お手紙っていいですね。

ごきげんよう。さようなら。

先日のケータリング

こんにちは。ケータリングのご報告です。

先日、開催された「創る人芽里」さんのクロージングパーティーのテーマは「森」。

フラワーショップノリタケさんが会場装飾。

bonnieux主催のパティシエールNoriko Komadaさんがスイーツのブース担当。

フードは私、橋本厚子が担当致しました。

お花屋さん、お菓子屋さん、食べ物屋さんの3つのコラボレーションはとても刺激的な試みでした。

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個人的に個性ある三者がどの様に個性を出しつつ、調和させるのかが一番興味のある部分でした。

私のブースは、ノリタケさんが天井からユーカリの葉を沢山垂らして下さいました。

とても素敵な演出と調和する様に、私はテーブルの上にオーガニックハーブをちりばめました。

今回のメニューは

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生ハムと人参のバケットサンド
オニオンキッシュ
ジャーマンポテトサラダ
野菜スティック
サーモンとアボカドのディップ
オーガニックローズマリーとドライトマトのマリネ、ベーコン、オリーブ添え
チーズとドライフルーツの盛り合わせ

以上の7種類

テーブルの上にちりばめたハーブは、ちぎってサンドに挟んだり、キッシュとともに食べたりと、飾りだけでは終わらない様なハーブのセレクトをしてみました。

ブッシュバジルにミント、レモンタイム、オレンジタイム…

そして、今回の私のお気に入りの一品は「ジャーマンポテトサラダ」

笹の葉に包んであるピンク色のポテトサラダは和菓子の見た目で、食べ物だときっと驚いちゃうし楽しいだろうなあ〜……

味覚と視覚のギャップで驚きや感動を味わって欲しいなぁという願いを込めて表現してみました。


パティシエール、Norikoさんのブースも、アーティスティックな演出がなんだか不思議の国に来た様で素敵でした。

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壁の額に貼り付けてあるキャンディーの中身はアニスのフィナンシェ。

ガラス瓶の中には羊が飛び跳ねている様に、まるで寝る前に「羊が一匹、羊が二匹…」と数えるのを形で表現した様なシュクレ生地のクッキー。

大きな木からハンガーにぶら下がった白い袋には、小さなガレットデロワ。勿論、どれか一つにフェーブル入りとのこと(o^^o)

会場は森。

森の中をさまよい歩いてつまみ食いをしながらてくてくと。。。

これはなんだ?!

うん。美味しい。

次は?これお菓子かな?

あれ?違うぞ!!

行き着く先はお菓子の国。。。

甘くて優しい夢の国でお話しはおしまい。

そんなストーリーを上手に形にすることが出来ていたら嬉しいなぁ〜…


個人的にそんな想いのあるケータリングでした。

会場に来てくださった皆様が、少しでも嬉しい、楽しいを感じて、穏やかな気持ちになってくれていたら嬉しいです。

最後は「創る人芽里」さんオーナーの芽里さんご夫婦のツーショット♥︎

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ご自分で作られたドレス♥︎

素敵なひと時を芽里さん、ありがとうございます。

それでは、ごきげんよう。

あー楽しかったなぁ〜…(o^^o)

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今日は岐阜県恵那市串原にあるゴーバルさんにお邪魔しました。

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9月のお料理教室で使う豚さんを職人さんと相談し解体して頂きました。
朝に締めた豚さんを、それぞれのセクションで解体していきます。


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私の豚さんはこちらの職人さんが丁寧かつ敏速に、解体して下さいました。


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ゴーバルさんはハムやソーセージなどの加工肉を化学調味料や添加物を一切使用せずに物作りに励んでいます。
ゴーバルさんにお邪魔して沢山思ったことがありました。
食に対して、安心や安全は勿論ですが、心地よさや想いやり、優しさを感じました。
社員の皆さんは、人も豚さんも尊重して尊敬しているんだろうなぁ。。。。と感じました。
沢山、良い意味で色々と改めて考えることが出来ました。
ゴーバルの皆さん、本当にありがとうございました。
帰りは家族へのお土産に、生ハムとベーコンを買って帰りました。
欲張りな私は我慢出来ずに、車に乗りすぐに生ハムを食べました。
本物の味がして、カナダでの修行時代を思い出してしまいました。
同じ味がしました。。。。
心地よさと、喜びと、感動が同時にわいて、生きてるって素晴らしいと思いながらの道中でした。

ゴーバルさんのホームページ
http://gobar.jp/


ホームページからの注文もできます。是非チェックしてみてください。
食に対して真っ直ぐに突き進む姿勢や行動、尊敬します。
私もこうありたいな~と思えるひと時でした。
では皆様、ごきげんよう。

PS 今日も食いしんぼうな1日でした。

今日は、ここ数年の私のお気に入りの器の紹介です。

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普段、自宅での私の定番の飲み物は紅茶なのですが、大きなマグカップに紅茶を注ぎ豆乳をたっぷり入れて飲むので巨大マグは必須。拳が軽々と入るサイズです。

この器に出会った季節は秋でした。冬は家の中で過ごす時間が多いので、家の中にいても充実感のある工夫をしたくて、ようやく出会えた理想のカップ。

毎年、寒い季節になると、ため息を尽きながら早く暖かい季節にならないかなぁ~と毎年2月くらいに思います。笑

そんな日でも、この器の絵柄を眺めるだけで何だか元気が出てきませんか?

しかも、こちらの器のシリーズ名は

「ゴールデンサマー」

寒い季節、家の中で暖をとり、このカップで紅茶を飲みながら暖かく陽気な季節に想いをはせる。

器をデザインした方はどんな気持ちで考えたのかはわかりませんが、この絵柄を見るだけで、なんだか気持ちがうきうきします。心があったかくなります。暖かい季節を連想しついつい想いをはせてしまいます。


少し秋の気配がしてきたので、お家で充実した時間が少しでもとれるように生活の工夫をしたいなぁと思う今日この頃です。

トマトとシシ唐辛子

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こんなに小さい苗が。。。

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こんなにモジャモジャになりました。トマトとシシ唐辛子。

支柱は竹がかっこいいですが、もっと素敵な竹の支柱をはじめから仕込んでおけば良かったと反省。。。
次回はもっと素敵な支柱を絶対使うぞ~:-)

何でも形から入ります。笑