うたかたの日々

今一番欲しいもの。

 今一番私が欲しいものは、心の余白である。

先日、友人が子供の頃から大切にしているくまのプーさんのぬいぐるみの写メを送ってくれた。


友人はそのプーさんが大好きで、子供の頃はお風呂にも一緒に入ったり、寝る時は必ず一緒に眠った。


プーさんの詰め物のビーズは何度か飛び出たようで、少しくたっとしていたが、それがまた愛おしさを加速させていた。


そして、時代が古すぎるのか、ディズニーの現在のプーさんの原型を全く留めていなかった。


またそれも、愛おしいポイントなのではあるのだが。


友人は言った。

「両親にお願いしてある事があるの。もし私が死んだ時は、プーさんも一緒に棺に入れてねって。」


小さな頃からこれは一貫して変わらない事。

これは友人の遺言なのだ。

ちなみに友人はすこぶる健在だ。


私の遺言はなんだろうと考える。


正直、そんなことを考えている暇はこれっぽっちもないのにだ。


3つの案件のメニューを数日で考えないといけないのであるから。


今の私の頭の中は、31アイスクリームのロッキーロードにポッピングシャワーとバナナストロベリーをぐちゃぐちゃに混ぜたような感じなのだ。

最悪なことに、少し溶け出してベタベタもしている。とても不快な気持ちが続いているのだ。


そんな中の、友人からの写メは私の頭に余白を作ってくれたのであった。


遺言は今はまだ考えれないというか、思いつかないと思った。

いつ死んでも良いように生きてはいるのだが、遺言は?と言われると何も思いつかない。

そんなふうに考えると、私には遺言は今のところ無いなと思える。

そんなこんなで、少し余白が頭に出来た。

だがまだ少し足りないと思っているが。


これは仕方のない事である。


余白が十分できるまでは我慢するのみ。

そんな最中に余白をくれた友人に感謝。


いつも余白をありがとう。

Posted by あっちゃん 日記

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