うたかたの日々

第12話「続きのお話」

 昨年夏から書き始めたレシピ付きブログですが、ブログでの公開は第11話で最後となります。

いったい何人の方が、こんな私のブログを読んでくれているのかなぁ?と、いつも思うのですが、たまにブログを楽しく読ませていただいていますとお言葉をいただけると、救われた感じがします。

お読みくださった皆様、本当にありがとうございます。

そして、いつもブログを読んでくださる鈴木Kさん!!ありがとうございます!!今お仕事中ですか?きっとそうだと嬉しいです。笑


ブログでは、私がお料理を作る時と同じで、突然文章が降ってきますので、誤字脱字も多かったと思います。

続きは書籍化する予定でいますので、編集のプロにその辺は少しお直ししていただいて。。。。

書籍化するにあたっての思い。

本を読んでくださる方々に、お料理をしてほしいという思いよりも、なんだか心が温かくなって頂きたいという思いが強いです。

たまに切ないお話もありますが、読み終わった後には、明日もがんばって生きようと前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいなと思うのであります。

私が作るお料理は誰にも真似できません。同じレシピで作っても、同じ味にはならないと思っています。


書籍化する際には、あえて写真は載せません。友人に挿絵を書いていただく予定です。

本を読んで、あなたの想像を膨らませて、あなただけのお料理を作っていただけたらと思っています。


もう一つは、外国にいる修行時代にとてもお世話になった友人達にこの本を読んでもらいたい。


一番長く時間を過ごしたシェフご家族、ポール、エレン、ケイティー、ジェイ、アシュリー、マリアネ、ハインツ。

でも一番はポールかな!?

みんな待っててね。

ということで、発売は海外からとなりますので、日本の皆様にお届けする日本版は数年先になると思いますが、どうぞその日を楽しみにしていてくださいね。


それでは皆様、ごきげんよう。さようなら。


2月の空席情報

 こんにちは。あっという間に1月が終わってしまいます。2月はバレンタインがテーマの内容となります。

デザートはかわいくラッピングをして、そのままギフトとしてお渡しできる内容となっております!

今回のメニューは前菜のサラダ、スープ、キッシュとチョコレートケーキといった内容です。

今回のデザートは私が10年ほど前に外国で覚えたレシピなのですが、かなり絶品です!!

みなさまどうぞお楽しみに!


2月の空席状況です。

開催日2月5日〜15日

2月5日
午後の部ー空1席

2月6日
午後の部ー空2席

2月7日
午前の部ー空1席

2月8日
午前の部ー空2席(満席となりました)

2月9日
午後の部ー空1席

2月13日
午後の部ー空2席

2月14日
午前の部ー空1席

2月15日
午後の部ー空1席

他のお日にちは全席満席となっております。
ご予約くださいました皆様、誠にありがとうございます。

雪が心配ですが、お天気に恵まれて皆様と2月もご一緒出来ます事を楽しみにしております。


1月の空席情報

 こんにちは。9日から今年のお料理教室が始まります。
お席も埋まってまいりましたが、若干ですが空席がございます。

1月空席状況

1月12日金曜日
午前の部ー空2席

1月17日水曜日
午後の部ー空1席

※開講日1月9日、10日、11日、12日、15日、16日、17日、18日


お時間ございましたら是非ご参加くださいませ。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

お料理教室でお会いしましょう。

2018年始まりました。

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様に幸多き一年となります事を、心よりお祈り申し上げます。


 私事ですが、2017年の年末はチャイコフスキーにどはまりしました。

2018年の新年は何だか let's get Bizet!! なんて叫びながらのビゼーでの仕事始めとなりました。

しばらくビゼーの日々が続くでしょう。。。。


それでは、本年も亀のスピードの橋本厚子をどうぞよろしくお願い申し上げます。


多くの方に笑顔を届けるお手伝いが出来る一年となりますように。


橋本厚子


第11話「憧れの人」

 こうありたい自分になるために、私に影響を与えた大人が何人かいる。

今日はその中の二人のご夫婦のお話。

私はかずちゃんの自宅に初めて行ったときの事を本当によく覚えている。

子供ながらにとても居心地の良いその家に私はよく行くようになった。

まだ私が18歳の頃に、骨董器収集の趣味を持っているかずちゃんは、素敵な古伊万里を見つけたということで、一品づつ、まるで懐石料理のようにおもてなしをしてくれたことがあった。

器やしつらえも素敵だったのだが、オーディオマニアのご主人がとても良い音でアナログレコードをかけてくれた。その食事会は、憧れそのものだった。

音楽、器、お料理、照明のトーン、気の合う仲間たち。

沢山の良い要素が集まると、ただの食べる行為が更に素敵なものへと変化することを自宅でしていることに感動した。

子供の頃から父の影響でジャズが好きだった私に、かずちゃんのご主人はとても良い音でジャズを聴かせてくれた。

おじさんは、近所迷惑にならない場所で、好きなジャズを大音量でかけたくて相当な山奥に家を建てた。

かずちゃんの家にお泊まりをした日の朝は、遠くの方からジャズの音色が聞こえて目覚める。

とても大きなスピーカーからは体を包んでしまうような大きな音で音楽が聞けるが、音が綺麗なので嫌な感じがしなかった。

そんなかずちゃん夫婦に影響されて、私も大人になったらかずちゃん夫婦のようになれるといいなぁ…と思った。

そして、かずちゃん夫婦からおもてなしする素晴らしさを教えてもらった。

私の好きな事は沢山あるが、子供の頃から変わらない好きな事と言ったら、誰かを喜ばす事。

これは、私の喜びでもあるんだなぁと最近は思えるようになった。

月日が流れ、私がお料理の道に進むきっかけを作ってくれたかずちゃんは、なんと私のお料理教室の生徒さんになったのだ。

今日はかずちゃんがお教室で習ったお料理で、かずちゃんが特にお気に入りのレシピのご紹介です。

春菊のサラダ(4人分)
<材料>
春菊 1束
プチトマト 8個

—調味料A—
太白胡麻油 大さじ2
胡麻油 大さじ2

—調味料B—
リンゴ酢 大さじ2
てん菜糖 小さじ1
塩 2つまみ
胡椒 適量

<作り方>
1. 春菊は葉の柔らかい所と、茎の部分を別々にしておく。長めの葉は手で半分にちぎる。茎の部分は斜めに薄くスライスし、水で洗いザル上げしておく。プチトマトは1/2にカット。
2. ボウルに調味料Bを入れ泡立て器で、てん菜糖と塩を混ぜとかす。その中に少しずつ調味料Aを入れ混ぜる。この時なるべく手早く混ぜ油と水分を乳化させる。
3. 大ボウルに1で水切りした春菊とトマトを入れドレッシングをかけ良くあえて完成。

さあ召し上がれ。

冬場に春菊といえば、鍋の定番ですがサラダで頂いても本当に美味しのです。

かずちゃんはもう、このお料理は食べることができないけれど、このお料理はかずちゃん、あなたに捧げます。

かずちゃんと山で植物採取ができなくなるのが本当に困ったことですが、私はかずちゃんがいなくても大丈夫なようにこの1年間で準備ができたように思います。

一人でも、頑張れるように一年一年、亀のスピードでブレずにこれからも頑張ります。

そして、強く生きます。

沢山の思いと、愛を本当にありがとうございました。

大好きなかずちゃんへ。

心からの愛をこめて…