ヨギーニ なこの珍道中

守山区の小幡緑地公園西園のソバにある「ヨガの杜」

たっきょさんによる【陰ヨガfor5コーシャ】9月23日(日)13:30~17:30 

卓巨さん(from 東京)による

肉体からアートマンへのシフトダウン


【陰ヨガfor5コーシャ】


9月23日(日)13:30~17:30  実技と講義のみっちり4時間!!!

(受付13:15~それ以前は受付出来ません)

ナディアパーク
青少年文化センター  アートピア  8階
第一練習室
【受講料】7000円


ある日のこと、名古屋の、ヨガに詳しいおじ様(笑)との会話


「ね~、なこちゃん、陰ヨガをパンチャコーシャ(五蔵説)で
やってくれる面白い人いるよ~。名古屋に呼ばない?」

「ん?パンチャコーシャとは五蔵説。習ったけど、
具体的にどうヨガに組み込むのだろ?
身体(五蔵説で言えば、食物鞘)と、
エネルギー体(生気鞘)へ向けてのヨガが
ようやく実践出来るようになったけど」


「し、知りたいっ」

「お呼びしたい!しかも陰ヨガだし!!」

と言う具合で、今回のWSを企画した次第で


ちょっと濃いキャラ(癖になる(笑))
卓巨(たっきょ)さんを今回名古屋にお招きします!!!

ヨガをお伝えしている方で、
具体的にどう意識を内側に向けるのか等、
沢山のヒントをもらえるWSになるかと思います。
勿論、指導者だけでなく、ヨガを練習している方にも、
手ごたえのある講座になると思います。
まだヨガをした事ないけど、始めてみたい方も、
ここから入ると、練習で迷わないかと思います。

沢山の方に受講して頂きたく、
今回は、「ヨガの杜」から少し離れて、
皆さん足を運んで頂きやすい、栄、矢場町で開催しようと思います。


どなたでもご参加頂ける講座になっております。
是非ご参加下さい。



卓巨さん(from 東京)による


肉体からアートマンへのシフトダウン

【陰ヨガfor5コーシャ】

takkyosan.jpg

※少し長いですが、分かりやすく説明して下さっています。
是非お読み下さい。

インドの古文献『タイッティリーヤ・ウパニシャッド』には、
人間の構造を説明する‘パンチャ・コーシャ(5つの鞘)
という考え方が登場します。第一練習室


すなわち、人間とは


① Annamaya Kosya 食物鞘


②Pranamaya Kosya 生気鞘


③Manomaya Kosya 意思鞘


④Vijnanamaya Kosya 理知鞘


⑤Anandamaya Kosya 歓喜鞘


の5つの鞘(入れもの)が、ぴったり重なっていたり、
あるいはマトリョーシカのように内側に重なって

いる構造をしているものだというわけです。


順を追って説明すると、


①は食物によって作られる、いわゆる肉体の事。


②は生命を支えるエネルギーの回路によって構成される構造。
肉体つまり食物鞘とぴったり重なった形としてある。


③はマナス、いわゆるマインドと呼ばれる
理論や理屈、価値判断などをする思考の構造を指す。

④はその思考の根底にある意識の状態。
理(Reason)と知(Intelligence)という訳語が
充てられているので誤解されやすいが
(実際、西洋的な思想ではこの二つは意識の根本としてみなされるが東洋ではそうではない)
それらはむしろ上記の意思鞘に属する。
このVijnanamaya Kosyaは仏教的にいう‘智慧’にあたる。


⑤は精神のエッセンスだけの部分。
意思鞘(判断)や理知鞘(観照)のさらに内側の歓喜だけの部分。

とはいえこれらもまた、チャクラやナーディ、プラーナと同じように
或るひとつのコンセプト(概念)、つまり人間の構造を説明するための
アイデアのひとつに過ぎません。

もしこれを


『科学的には捉えられていないけれど確かに存在する
(いずれは存在が証明されるであろう)人間の身体の構造』


と捉えてしまうと


『科学的に存在する/しない』


という二元性の内に絡めとられてしまい、
仮説~実証のような科学的検証の対象になってしまうことになります。
要するにその理論が、
それを信じて受け入れる者だけにしか有効なものでなくなります。
それはまだ良いのですが、それは同時に、


『それを受け入れられない人間にとっては
その理論自体がなんの説得力ももつことは出来ないものになってしまう』


ということでもあります。
それはもはやひとつの信仰であり、
そこからヨーガの宗教化は始まってしまいます。


だけど、ヨーガはそんな思想や信仰に依存した偏ったものではありません。
ヨーガの普遍性や一般性
(要するにそういった霊的とかオカルトちっくな仮説に依存せずに誰にでも納得できるものとする)
を維持あるいは回復するためには、
それらはあくまで『人間の構造を説明するためのひとつの屁理屈』、
いわゆる‘方便’だと捉えるほうが良い、ということです。

別にこれらが実在論的に存在する事を真っ向から否定するものではありませんが、
「全ての人にヨガを!」などと思うなら、
形而上学的なものではないこういった普遍化しうる理論としてのアプローチは
絶対に必要不可欠だと言いたいわけです。


そしてこれはもちろん陰ヨガだけに留まらず、
あらゆるインドの古典をベースにしたヨーガに付いてまつわる
根本的な課題なはずです
(日本や欧米でヨガに関わっていてそこを顧みる人が
ほとんど存在しないのが不思議でならないのですが)。


とはいえこのパンチャコーシャというコンセプト(屁理屈)は、
ヨーガの方法論の中で人間の構造を説明するにはなかなか使い勝手がよいものです。


例えばこれは、皆さんお馴染みのヨーガスートラにおける
アシュタンガ(八支則)というサマディへのロードマップ、
それに対応させることも可能なわけです。すなわち


アーサナ : 肉体のコントロール法 = 食物鞘への働きかけに対応


プラーナヤーマ : 身体をめぐるエネルギーのコントロール法 = 生気鞘への働きかけに対応


プラティヤハーラ・ダーラナー : 感覚のコントロールや集中による意思のコントロール法 = 意

思鞘への働きかけに対応


ディヤーナ : 瞑想・判断や思考の停止した状態の観照 = 理知鞘への働きかけに対応


サマディ : 対象と自己、主観客観の消滅した精神のエッセンスだけの状態 = 歓喜鞘への働きかけに対応


というわけです。


ヨーガスートラのこの八支則に馴染んだ人にとっては、
この対応関係でパンチャコーシャを捉えるほうがわかりやすいかもしれません。

アシュタンガがサマディへ至る階梯であるように、
パンチャコーシャもまた、肉体から微細なものへと遡及
(私の言葉でいうとシフトダウン)していくためのロードマップなのです。


さて、このパンチャコーシャというコンセプトを用いた
ヨーガの行法は色々あるわけですが、
今回私は師匠ヨーギ・ヴィシュヴケトゥの「アカンダ・ヨーガ」における
パンチャ・コーシャへの働きかけのやり方を自分なりにアレンジして
陰ヨガの形式に取り込んでみました。

今回は陰ヨガの指導者が通常、「身体と対話してください」
「自分の内側を観察してみましょう」などと雑に言い放すだけの
長いホールド時間を使い、このパンチャコーシャの実感と遡及を試みます。


それが、そういった「内面を観察する」という
抽象的で曖昧で雑でわかりにくい行為を明確にする
ひとつの道しるべとなると思っているからです。

実践者は陰ヨガの長いホールド時間の内で、
歓喜鞘─サマディまでの階梯を‘見做しとして’味わいます。
そう、‘見做し’。ハタ・ヨーガの重要なポイントです。


そのためには、たっきょのセッションでいつも重要になる

【意思鞘(思考・判断) : 生気鞘(それらが流れる回路)】の対応関係と、
それに外側から能動的に働きかける食物鞘(アーサナ)の身体観がやはり鍵になります。


そう、これもまたハタ・ヨーガの方法論と全く同じことです。

ここにおいて、身体観も理論も全く道教的な 理論に基づいた
(つまりヨガではない)陰ヨガが、ハタ・ヨーガに換骨奪胎されることになります。

『陰ヨガの形式の中でパンチャ・コーシャのコードを用い、
ハタ・ヨーガの方法論を試みる』


これが今回のテーマです。


【たっきょさんプロフィール】

本名 岸川卓巨(きしかわたくみ)


東京都出身。


祖父が佐賀で密教系の祈祷師をしていたため、
幼少時より呪符や結界法、マントラ、
呼吸法を身近にしながら育つ。


90年代に長年行なってきた柔道、
柔術の補助トレーニングとしてヨーガを始める。

以降、10数回のインド渡航において、
直接の師匠であるヨーギ・ヴィシュヴケトゥから
ハタ・ヨーガの源流であるナータ派のハタ、
ヨーガ哲学、その他総覧的で包括的なヨーガを学び、
ハヌマーントゥ(Hanumanth)の名をもらう。


他にもカルカッタのアミット・センにシヴァナンダヨガを、
アミット・クマール、グル・ヨーギラージ、
スワミ・ヨガナンダ・サラスワティにハタ・ヨーガを学び、
シヴラム・ダス・ニールカント・ババ・マハーラージに
バクタの名、ニルマル・ダス(Nirmal Dass)、
サニヤシン幇会ジュナ・アカーラのダヤナンダ・プリから
ニルマル・プリ(Nirmal Puri)の名を与えられる。


全米ヨガアライアンスRYT200レベル2(ただし取得後に返上)

陰ヨガ指導者(これも今では完全に自己流にしてしまったために実質返上)。


以上

中々、パンチのあるプロフィール&内容でしょ(笑)
たっきょ節を是非聞きにいらして下さい。

今回久々に名古屋に登場との事。
この機会をお見逃しなく

ヨガの伝え方を、ヨガの教えに沿い、より具体的に!

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ただいまー無事帰国しました!

ヨガの杜 なこです

お休みありがとうございました!

只今7/13(金)
無事に帰国しました!

本日の19:30〜20:40
ゆったりヨガから、
又なこのクラス始まります

ご予約お待ちしています

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