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舞踊団定期公演“ドラキュラ”の裏話し第2弾

近年ヨーロッパでは“Skin Head” に次いで、若者たちの”髭面“がすごく流行っている。
髭には2種あって、あごひげ“Barba” (西訳)Beard(英訳)と、口ひげ ”Bigote"(西訳)
Mustache(英訳)です。
Barba ですぐ連想するのがオーソン・ウェルズの髭
Bigote で連想するのが、画家ダリのふざけた髭 とチャップリンのコミカルな口髭

さて私たちの裏話にもこの髭がありました。
出演者のスペイン人たちが名古屋に到着、ダンサーのパコもジョナタンもBarbaにしていた。
さあたいへん髭面のドラキュラは許せない、英国紳士のジョナタン役の髭も許せない。
普通に話しても彼らは絶対に髭は剃らないと主張する。仕方がない独りづつ、まづはパコを攻めよう。パコの彼、アントニオにメール、何とか説得してくれと頼む。なんと大成功、次の日パコはきれいに剃って現れた。“由利子、あれはジョークだよ”
なんだよ、いまさら言い訳がましい とわたくしは思った。
次はジョナタン、彼は10年間ずっとこの髭を保ってると主張。どうしてもというならこの髭は堅いから電気カミソリを買ってくれと言う。
仕方がない高い電気カミソリをプレゼントしようと決意、しかしスタッフから彼は髭を剃らないほうがより大人に見えると、ストップがかかる。その一言で剃らないことに決まった。
たぶんお客様はそれほど気になさらないと思いますがこれがわたくしのこだわりです。

スペイン人は、舞台では、見違える程プロに徹するのに、なぜリハとか髭とか衣装とかにプロ意識がないのでしょうか。些細なことも大切なのに。
                                 由利子ちゃん

Posted by Yoda Flamenco

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